2022.09.30(金)

我が国周辺水域の水産資源に関する評価結果等の公表( 水産庁)
(カタクチイワシ・キンメダイ・ムロアジ類・マルアジ・ヤナギ
ムシガレイ・サメガレイ・ヒラメ・マダラ・マダイ・ホッケ)

   国立研究開発法人水産研究•教育機構において、資源評価対象魚種であるカタクチイワシ・キンメダイ・ムロアジ類・マルアジ・ヤナギムシガレイ・サメガレイ・ヒラメ・マダラ・マダイ・ホッケの10魚種10系群の評価結果等が取りまとめている。
   水産資源の適切な保存及び管理に資するため、国立研究開発法人水産研究•教育機構及び関係都道府県の試験研究機関等から成る共同実施機関への事業委託により、毎年、我が国周辺水域の主要な水産資源について資源調査•評価が行われ、結果が公表されている。
   今回は新たにカタクチイワシ瀬戸内海系群、キンメダイ太平洋系群、ムロアジ類東シナ海及びマルアジ日本海西•東シナ海系群の4魚種4系群について、国立研究開発法人水産研究•教育機構において、(ア)資源状況 (イ)資源管理目標案(目標管理基準値(※1)案及び限界管理基準値(※2)案) (ウ)漁獲シナリオ案 (エ)漁獲シナリオに応じた毎年の資源量や漁獲量の推移(予測)が取りまとめられ、結果が公表された(ムロアジ類東シナ海及びマルアジ日本海西•東シナ海系群については(ア)及び(イ)のみ)。
   ヤナギムシガレイ太平洋北部、サメガレイ太平洋北部、ヒラメ瀬戸内海系群、マダラ本州太平洋北部系群及びマダイ瀬戸内海中•西部系群の5魚種5系群については、既に公表されていた令和3年度の資源評価が更新され、新たな結果が公表された。ホッケ道北系群については、令和3年度の資源評価結果に基づき、資源管理目標案が更新された。
   今後、上記の共同実施機関と漁業者を含む利害関係者で、今回の評価結果等について意見交換会を行い、資源管理目標や漁獲シナリオ等を検討することとされている。
(※1)目標管理基準値:MSYを達成する資源水準の値
(※2)限界管理基準値:これを下回った場合にはMSY水準まで回復させる計画を定めることとする値
 
<資源評価結果の概要>
   今回公表されたものを含め資源評価の概要及び詳細は、国立研究開発法人水産研究•教育機構のホームページの以下で公表されている(http://www.fra.affrc.go.jp/shigen_hyoka/SCmeeting/2019-1/)。
 
   お問い合わせ先(資源評価結果の公表について)は、水産庁増殖推進部 漁場資源課 (担当)加賀、大南まで(電話03-3502-8111<代表>内線6800  ダイヤルイン03-6744-2377)。
   お問い合わせ先(資源評価結果の内容について)は、国立研究開発法人水産研究•教育機構 水産資源研究所 (担当)上原、西田まで(電話045-788-7615<代表>内線7960)。