2022.08.02(火) |
植物工場スタートアップのスプレッドは国内フードテックとして
過去最高額となる総額40億円の大型資金調達を実施、レタス、いちご
代替肉と持続可能なフードインフラとして事業拡大を加速
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(株)スプレッド(本社京都市下京区、稲田信二代表取締役社長)は、シリーズAラウンドにおいて、事業会社およびエンジェル投資家からの第三者割当増資により、総額40億円の資金調達を実施した。国内フードテック業界の資金調達ラウンドにおいて、一度に調達した金額としては過去最大となる。
世界最大規模となる1日10トンのレタスを生産できる人工光型の自動化植物工場「テクノファーム袋井」に向けた新技術の開発投資をはじめ、サステナブル野菜『ベジタス』の販路拡大、いちごや代替肉等の新規事業の研究開発、海外事業開発に投資を行い、おいしくて安全なフードインフラとして未来の子どもたちが安心して暮らせる持続可能な社会を目指している。
■スプレッドとは
スプレッドは京都発の植物工場スタートアップ。2007年から運営を続ける「亀岡プラント」や次世代型の自動化植物工場「テクノファームけいはんな」でのレタス栽培をはじめ、その実績と経験を生かして開発した農薬不使用栽培の高品質いちごの商品化や、代替肉の研究開発も行っている。京都野菜の高い品質管理から生まれた栽培技術と最新のテクノロジーを組み合わせて、おいしさと安全性にこだわった食材を皆さまのもとに届けると共に、農業の未来を切り拓き、未来の子どもたちが安心して暮らせる持続可能な社会の実現を目指す。
■スプレッド代表取締役社長 稲田信二
1960年生まれ。青果流通業界に30年以上携わり、豊富な経験と専門知識を持つ。青果流通の構造改革を目的として、2001年に株式会社トレードを設立。持続可能な農業の実現を目指し2006年に株式会社スプレッドを設立。
■実現困難と言われていた植物工場単体での黒字化を達成
2007年に稼働を開始した亀岡プラント(京都府亀岡市)は、6年の歳月をかけて世界初の黒字化を達成した。また、さらなる生産性向上や環境負荷低減を目指し、自動化栽培や高度な環境制御技術、独自のIoTによる栽培管理システム「テクノファームクラウド」といった革新技術を導入したテクノファームけいはんな(京都府木津川市))においても、稼働開始から2年足らずという異例のスピードで2020年9月に稼働率が99%に到達した(※1)。
■高品質の食材を全国に
京都で生まれた高品質な食材をより多くの方へお届けするために、自社だけでなくパートナー企業と協業して更なる栽培拠点の開設を進めている。消費地に拠点を置くことで新鮮な食材を提供することができ、栽培工程の自動化を増進した結果、より安定した生産体制を実現した。また再生可能エネルギーを活用することで、各拠点でも環境負荷低減に取り組む。
■京都生まれのサステナブル野菜『ベジタス』
『ベジタス』は「サステナブルなベジタブル」というコンセプトのもと、環境にも配慮した栽培方法でつくられている。露地野菜と比べ水使用量を約1/100まで低減すると同時に、約90%という高い出荷歩留まり(露地栽培は一般的に約60%)で食品ロスを削減。また商品単体でも外葉も食べられるので可食部が約90%(※2)と家庭での食品ロスも少ないのも特徴だ。人と地球においしさと優しさを届けてきた結果、全国の約4,500店舗のスーパーで販売され、累計約9,000万食の販売実績を誇る。
■ 次なる新商品、農薬不使用栽培の高品質いちご
農薬使用率の高い「いちご」の栽培において、スプレッドは閉鎖型かつ人工光を用いる植物工場でのいちごの農薬不使用栽培を成功させ、その量産化技術を2021年に確立した。いちごの受粉に必要なミツバチを導入し、ミツバチが暮らしやすい環境を整えることで、実現が難しいと言われていたLED照明下での安定的な飛行と受粉を実現している。大規模栽培ノウハウや自動化技術を活用し、国内外でのビジネス開発を進め、安全で安心ないちごを普及させていく。
■今後の展望
スプレッドは未来の子どもたちが安心して暮らせる持続可能な社会の実現に向けて、2030年までに国内において日産100トンの供給体制の構築を目標に掲げている。また、更なる将来的な食料需要に応えるため、果菜類や代替肉などレタス以外の幅広い食物の栽培技術開発により積極的に取り組むと同時に、海外事業の開発も進め世界中の地域においしくて安全なフードインフラの提供を目指す
※1最大生産株数に対する生産実績株数の割合
※2自社調べ
■会社概要
会社名:株式会社スプレッド
代表取締役社長:稲田信二
本社所在地:〒600-8815 京都府京都市下京区中堂寺粟田町90番地 KRP8号館
電話番号:075-326-3850
資本金:8740万円
設立:2006年1月
WEBサイト:https://spread.co.jp
採用情報:https://hrmos.co/pages/earthside/jobs?category=1426534534073405440
世界最大規模となる1日10トンのレタスを生産できる人工光型の自動化植物工場「テクノファーム袋井」に向けた新技術の開発投資をはじめ、サステナブル野菜『ベジタス』の販路拡大、いちごや代替肉等の新規事業の研究開発、海外事業開発に投資を行い、おいしくて安全なフードインフラとして未来の子どもたちが安心して暮らせる持続可能な社会を目指している。
■スプレッドとは
スプレッドは京都発の植物工場スタートアップ。2007年から運営を続ける「亀岡プラント」や次世代型の自動化植物工場「テクノファームけいはんな」でのレタス栽培をはじめ、その実績と経験を生かして開発した農薬不使用栽培の高品質いちごの商品化や、代替肉の研究開発も行っている。京都野菜の高い品質管理から生まれた栽培技術と最新のテクノロジーを組み合わせて、おいしさと安全性にこだわった食材を皆さまのもとに届けると共に、農業の未来を切り拓き、未来の子どもたちが安心して暮らせる持続可能な社会の実現を目指す。
■スプレッド代表取締役社長 稲田信二
1960年生まれ。青果流通業界に30年以上携わり、豊富な経験と専門知識を持つ。青果流通の構造改革を目的として、2001年に株式会社トレードを設立。持続可能な農業の実現を目指し2006年に株式会社スプレッドを設立。
■実現困難と言われていた植物工場単体での黒字化を達成
2007年に稼働を開始した亀岡プラント(京都府亀岡市)は、6年の歳月をかけて世界初の黒字化を達成した。また、さらなる生産性向上や環境負荷低減を目指し、自動化栽培や高度な環境制御技術、独自のIoTによる栽培管理システム「テクノファームクラウド」といった革新技術を導入したテクノファームけいはんな(京都府木津川市))においても、稼働開始から2年足らずという異例のスピードで2020年9月に稼働率が99%に到達した(※1)。
■高品質の食材を全国に
京都で生まれた高品質な食材をより多くの方へお届けするために、自社だけでなくパートナー企業と協業して更なる栽培拠点の開設を進めている。消費地に拠点を置くことで新鮮な食材を提供することができ、栽培工程の自動化を増進した結果、より安定した生産体制を実現した。また再生可能エネルギーを活用することで、各拠点でも環境負荷低減に取り組む。
■京都生まれのサステナブル野菜『ベジタス』
『ベジタス』は「サステナブルなベジタブル」というコンセプトのもと、環境にも配慮した栽培方法でつくられている。露地野菜と比べ水使用量を約1/100まで低減すると同時に、約90%という高い出荷歩留まり(露地栽培は一般的に約60%)で食品ロスを削減。また商品単体でも外葉も食べられるので可食部が約90%(※2)と家庭での食品ロスも少ないのも特徴だ。人と地球においしさと優しさを届けてきた結果、全国の約4,500店舗のスーパーで販売され、累計約9,000万食の販売実績を誇る。
■ 次なる新商品、農薬不使用栽培の高品質いちご
農薬使用率の高い「いちご」の栽培において、スプレッドは閉鎖型かつ人工光を用いる植物工場でのいちごの農薬不使用栽培を成功させ、その量産化技術を2021年に確立した。いちごの受粉に必要なミツバチを導入し、ミツバチが暮らしやすい環境を整えることで、実現が難しいと言われていたLED照明下での安定的な飛行と受粉を実現している。大規模栽培ノウハウや自動化技術を活用し、国内外でのビジネス開発を進め、安全で安心ないちごを普及させていく。
■今後の展望
スプレッドは未来の子どもたちが安心して暮らせる持続可能な社会の実現に向けて、2030年までに国内において日産100トンの供給体制の構築を目標に掲げている。また、更なる将来的な食料需要に応えるため、果菜類や代替肉などレタス以外の幅広い食物の栽培技術開発により積極的に取り組むと同時に、海外事業の開発も進め世界中の地域においしくて安全なフードインフラの提供を目指す
※1最大生産株数に対する生産実績株数の割合
※2自社調べ
■会社概要
会社名:株式会社スプレッド
代表取締役社長:稲田信二
本社所在地:〒600-8815 京都府京都市下京区中堂寺粟田町90番地 KRP8号館
電話番号:075-326-3850
資本金:8740万円
設立:2006年1月
WEBサイト:https://spread.co.jp
採用情報:https://hrmos.co/pages/earthside/jobs?category=1426534534073405440