2022.08.01(月)

麺が翡翠のように緑がかった香りも良い
「信州ひすいそば」、長野県の特定のそば店だけで
食べられる希少なブランドそば(生研支援センター)

   麺が翡翠(ひすい)のように鮮やかに緑がかり、香りも良い「信州ひすいそば」を開発した。長野県の特定のそば店だけで食べられる希少なブランドそばだ。
   生研支援センターでは、農林水産業や食品産業の分野で新事業の創出や技術革新を目指す研究に資金を提供しており、得られた研究成果を広く知っていただくため、研究成果を分かりやすく紹介する取り組みを実施している。
   今回、紹介するのはゆでた麺の色が緑がかった「信州ひすいそば」だ。長野県野菜花き試験場が10年を超える品種改良の末に生み出した珠玉のそばで、そば殻を除いた子実が鮮やかな緑色で茹でた麺の色は宝石の翡翠(ひすい)のように緑色であることが特徴だ。このブランドそばは、長野県で栽培され、「信州ひすいそば振興協議会」に加盟しているそば店でしか食べられない。
   「信州ひすいそば」は、これまで「長野S8号」という第1世代の品種が2013年から栽培され、親しまれてきたが、昨年12月に第2世代の「長野S11号」が品種登録された。第2世代は背丈が低く倒れにくいため、機械収穫に適して栽培しやすくなり、その上、麺の色はより鮮やかな緑色を帯び、ブランドそばとしての高級感が高まった。
   昨年から「信州ひすいそば」の栽培はすべて第2世代の「長野S11号」に切り替わった。まだ生産量は少ないが、長野県は栽培面積の拡大に取り組んでいる。
   詳しい内容は以下のURL又は別紙をご覧下さい(https://www.naro.go.jp/laboratory/brain/contents/fukyu/episode/episode_list/153889.html)。これまでに紹介した研究成果は以下のURLをご覧ください(全38話掲載)。https://www.naro.go.jp/laboratory/brain/contents/fukyu/episode/index.html
 
   この件のお問い合わせは生研支援センター 企画情報部企画課 田部、家泉まで(電話044-276-8400<代表> 受付時間 :平日10時~12時、13時~17時)。