2022.04.21(木)

“信州のおいしい豚肉”の開発のための種豚導入が完了
畜産試験場の養豚部門が本格始動、全国初の導入となる
マンガリッツァ種を含めて6品種

   畜産試験場では、令和元年9月の豚熱発生により休止していた養豚事業を昨年度に再開した。この度、事業再開に伴い進めてきた豚の導入が完了し、公設試験場では全国初の導入となるマンガリッツァ種を含めて6品種が揃った。
<導入品種>

1ランドレース種
   胴が⻑く耳の垂れた大型種産子数が多く、国内養豚の主要な母系品種
2 大ヨークシャー種
   体高があり耳の立った大型種哺育能力が高く、国内養豚の主要な母系品種
3 デュロック種
   全身が茶褐色の大型種産肉能力が高く、国内養豚の主要な父系品種
4 バークシャー種
   全身は黑色で、鼻•手足•尾の先にだけ白斑を持つ中型種肉質が良く「黑豚」として有名
5 中ヨークシャー種
   短い鼻としゃくれた顔が特徴の中型種。肉質が良く、県内でもブランド豚として人気
6 マンガリッツァ種
   羊のような巻き毛を持つ希少種ハンガリーの「食べられる国宝」として知られる
<これまでの経過>
   豚舎の完成令和3年3月31日(豚舎紹介動画  こちらからリンク https://youtu.be/MzWmrePYAk0  )。種豚の導入期間及び頭数は令和3年5月20日~令和4年3月25日
60頭(国内から49頭、海外から11頭)。
 
<今後の予定>
試験研究への活用
  「消費者の嗜好に合う高品質ブランド豚肉生産技術の開発」といった“信州のおいしい豚肉”の開発に関する試験研究などに活用する。
液状精液等の生産配布
   一部品種を除き、5月中旬予定の定期種畜検査に合格後、順次生産者へ供給する。※配布品種•価格等の詳細については、5月以降にホームページ等でお知らせする。
畜産試験場ホームページ( https://www.pref.nagano.lg.jp/chikusanshiken/)
 
   この件のお問い合わせは長野県畜産試験場 養豚養鶏部 (部長)保科和夫 (担当)安藤順一 、山上 怜奈まで(電話0263-52-1188<代表>   FAX0263-51-1316   E-mail
chikusanshiken@pref.nagano.lg.jp)。