2022.04.15(金)

<病害虫発生予察注意報発表>
南信地域で発生を確認している
トマト黄化葉巻病に注意!

   トマト黄化葉巻病(おうかはまきびょう)は、タバココナジラミが媒介する植物ウイルス病だ。発病すると生育が止まり、収量が激減するためまん延すると甚大な被害となる。今後、ほかの地域にも拡大するおそれがあり、侵入を警戒するとともに徹底した予防対策が必要だ。
   対象地域は県下全域。対象品目はトマト、ミニトマト、トルコギキョウとなっている。県病害虫防除所は昨年12月から本年3月にかけて、全県で発生状況の調査を実施した。その結果、南信地域の複数の施設において、トマト黄化葉巻病及びタバココナジラミの発生を確認。今後、気温の上昇とともに、南信地域以外でも発生が拡大するおそれがあるとしている。

写真1 葉巻症状

写真2 タバココナジラミ(成虫)
 
   防除対策と留意点はウイルス感染やタバココナジラミの発生がない健全な苗を使う。施設栽培では開口部等に0.4mm以下の目合いの防虫ネットを張り、開放状態にしない。疑わしい症状を発見したら直ちに株を抜き取り、ビニール袋などに入れて密封•保管(40°C、10日間以上)し、タバココナジラミを死滅させてから土中に埋めるか焼却する。
   なお、詳細は令和3年10月29日付け発表の地区注意報をご確認下さい。タバココナジラミの発生や防除農薬等については、病害虫防除所や農業農村支援センター等に相談願います。お問い合わせ先は長野県病害虫防除所まで(電話026-248-6471<直通>   病害虫防除所HP https://www.pref.nagano.lg.jp/bojo/)。
 
   この件のお問い合わせは県農政部 農業技術課環境農業係 (課長)小林茂樹 (担当)堀祐輔まで(電 話026-235-7222<直通>   FAX026-235-8392   E-mail nogi@pref.nagano.lg.jp)。