2022.04.03(日) |
『畜産クラスター補助金事業』活用による急速発酵乾燥
資源化装置ERSの導入先2件、3月工事竣工、3/10北海道1件
3/14長崎県1件畜産農家でERSの設置が完了(JET)
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<導入案件の紹介-今年3月、家畜排せつ物処理設備装置等工事竣工>
■北海道の『畜産クラスター事業』ERS導入案件: 取組主体
<竣工したERSシステムの写真(北海道:トップファーム敷地内)>
取組主体:(株)トップファーム(本社北海道常呂郡、井上茂幸代表者)
飼養種類と頭数:肉牛•乳牛あわせて約13,000頭
糞尿処理方法:ERSを使用して1日あたり75トンの家畜糞尿を殺菌•発酵•乾燥して堆肥化処理し、再生敷料として使用する。
導入したERS:5型(処理容量25トン/24時間)x3台 ボイラー:バイオマスボイラーx2台(RPF燃料使用予定)既存の堆肥舎(全長100m)の中に、ERS5型3台とバイオマスボイラー2台を収めた。
補助金申請時期:2021年4月
竣工日:2022年3月10日
整備費:12億6千万円(税抜)
ERS採用の経緯:
肉牛を飼養する(株)エフシーエス(本社北海道川上郡、藤原久紀代表者)が導入したERSを視察し、ERSの有用性を確認できたためERSの採用を決定した。特に年間を通して気温に左右されることなく1日で堆肥化処理が完了し、すぐに敷料として使える点を高く評価した。
ERSの導入により期待する成果:
糞尿に含まれる大腸菌を死滅させ、排水•悪臭を出さず衛生的な環境を保ちながら、低含水率(約30%)で水分が均一な好気性発酵堆肥を、わずか一日で製造できること。3~6か月間かかる自然発酵による一般的な堆肥化に比べて、本装置では数時間で強制発酵するため、温室効果ガスの排出量を大幅に抑えられること(環境省温室効果ガス排出量算定•報告マニュアルに沿った排出量を確認中)。ERSで糞尿を処理して作った堆肥は敷料に活用でき、敷料購入コストを大幅に低減できること。
■長崎県の畜産クラスター事業ERS導入案件:
<竣工したERSシステムの写真(長崎県:大石畜産敷地内)>
取組主体:大石畜産(本社長崎県大村市、大石正和代表者)
飼養種類と頭数:肉牛6,000頭
糞尿処理方法:ERSを使用して、1日あたり25トンの家畜糞尿を殺菌•発酵•乾燥して堆肥化処理し、再生敷料として使用する。
導入したERS:5型(処理容量25トン/24時間)x 1台 ボイラー:重油ボイラー(来年バイオマスボイラーを導入する予定)
補助金申請時期:2021年3月
竣工日:2022年3月14日
整備費:約3億6千4百万円(税抜)
ERS採用の経緯:
トップファームと同様にERSを使用しているエフシーエスを視察し、ERSの有用性を確認できたためERSの採用を決定した。評価したポイントは以下の通り。敷料用のおが粉が市場で不足しており価格も高騰している状況のもと、ERSを導入して再生敷料を内製することにより、敷料コストを削減していること。排水や悪臭を排出しないで糞尿処理を完結できていること。気候の影響を受けず、安定的に毎日堆肥化できていること。気候の影響を受けず、安定的に毎日堆肥化できていること。
ERSの導入により期待する成果:
ERSによる糞尿処理で再生敷料を内製することによって、敷料購入コストを大幅に低減できること。
<ERSとは?>
ERSは設置地域に生息する土着菌を活用し、糞尿等の有機物を短時間で殺菌•発酵•乾燥して再資源化する装置。装置本体内部に定植した土着菌が50~60℃の発酵熱を発熱、内部を機械的に減圧して水の沸点が50~70℃となるように保つ。これにより糞尿に含まれる大腸菌を死滅させ、また植物の種子を不活化させ、排水•悪臭を排出せずに低含水率の再生敷料や肥料を、わずか“1日”で製造する。
一般的な堆肥化は堆積方式による開放型自然発酵により3~6か月間が必要であり、更にメタンガスも発生させるのに対して、本装置では密閉空間内で強制発酵させるため、数時間で処理を終えてメタンガスなどの温室効果ガスの排出も抑えられる。
<ERS 7つのサイズ展開と最大処理能力>
ERSの型式:最大処理能力(24時間稼働時)
ERS-0型:0.5トン
ERS-1型:2.0トン
ERS-2型:4.0トン
ERS-3型:8.0トン
ERS-4型:15.0トン
ERS-5型:25.0トン
ERS-6型:50.0トン
JETはERSを小型機から大型機までサイズ展開している。大規模農家のみならず中小規模の農家にも適切なサイズの装置を提供し、最大限に費用対効果を得ていただくことに努めている。
<畜産クラスター事業でのERS稼働実績>
400頭の乳牛を飼養する株式会社リオグランデ(静岡県富士宮市)は、富士宮市や富士開拓農業協同組合と連携し、畜産クラスター事業を活用して2020年4月よりERSを使用している。これにより家畜排せつ物による悪臭・汚水問題の解決と増頭および再生敷料の生成・活用を共に実現した。今後の展望
<事例写真:(株)リオグランデ>
<今後の展望>
悪臭•排水を出さず、気候に左右されることなく、家畜糞尿を高速で発酵乾燥処理して再生敷料や堆肥を作る急速発酵乾燥資源化装置『ERS』。これを全国に普及させ、畜産農業の持続的な発展に貢献すべく今後も販売活動を続けていく。
<関連プレスリリース>
2022年3月7日
敷料再生装置、寒冷地で発酵熱70℃の安定処理を実証
~零下でも凍結なく病原菌等を死滅させ、肉牛糞尿を完熟堆肥に~
https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000005.000085654.html
2022年2月22日
長州産業とJETが業務提携、畜産環境問題を未然に防止
~急速発酵乾燥資源化装置ERSの販売強化~
https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000004.000085654.html
2021年12月29日
肉牛•乳牛農家に糞尿の堆肥化装置の導入決定
【畜産クラスター補助金】と【法人税特別税制措置】を活用
https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000003.000085654.html
2021年12月28日
【畜産業界が注目】急速発酵乾燥資源化装置ERSに新•特許技術導入
~1台で「日常時の家畜糞尿処理」「感染症発生時の死畜処理」共に堆肥化可能に~
https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000002.000085654.html
2021年10月13日
肉牛糞尿の高速資源化で、おが粉購入費42%削減を達成
~敷料再生装置の稼働後1年経過、畜産農家の効率経営を支援強化~
https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000001.000085654.html
<会社概要>
会社名:株式会社JET
所在地:東京都千代田区一番町19 全国農業共済会館
代表者:代表者 名塚元臣
設立:平成25年8月
事業内容:急速土着菌増殖乾燥システムに関する以下の事業
-開発•製造•販売•輸出入•管理
-適用•導入に関するコンサルティング
-原料の輸出入
資本金:50,000,000円
ホームページ:https://jet-e.jp/
この件のお問い合わせ先は(株)JET管理部 広報担当 松本まで(〒102-0082 東京都千代田区一番町19 全国農業共済会館 電話03-6384-5691 e-mail: ginza-nagano@pref.nagano.lg.jp)。
■北海道の『畜産クラスター事業』ERS導入案件: 取組主体
<竣工したERSシステムの写真(北海道:トップファーム敷地内)>
取組主体:(株)トップファーム(本社北海道常呂郡、井上茂幸代表者)
飼養種類と頭数:肉牛•乳牛あわせて約13,000頭
糞尿処理方法:ERSを使用して1日あたり75トンの家畜糞尿を殺菌•発酵•乾燥して堆肥化処理し、再生敷料として使用する。
導入したERS:5型(処理容量25トン/24時間)x3台 ボイラー:バイオマスボイラーx2台(RPF燃料使用予定)既存の堆肥舎(全長100m)の中に、ERS5型3台とバイオマスボイラー2台を収めた。
補助金申請時期:2021年4月
竣工日:2022年3月10日
整備費:12億6千万円(税抜)
ERS採用の経緯:
肉牛を飼養する(株)エフシーエス(本社北海道川上郡、藤原久紀代表者)が導入したERSを視察し、ERSの有用性を確認できたためERSの採用を決定した。特に年間を通して気温に左右されることなく1日で堆肥化処理が完了し、すぐに敷料として使える点を高く評価した。
ERSの導入により期待する成果:
糞尿に含まれる大腸菌を死滅させ、排水•悪臭を出さず衛生的な環境を保ちながら、低含水率(約30%)で水分が均一な好気性発酵堆肥を、わずか一日で製造できること。3~6か月間かかる自然発酵による一般的な堆肥化に比べて、本装置では数時間で強制発酵するため、温室効果ガスの排出量を大幅に抑えられること(環境省温室効果ガス排出量算定•報告マニュアルに沿った排出量を確認中)。ERSで糞尿を処理して作った堆肥は敷料に活用でき、敷料購入コストを大幅に低減できること。
■長崎県の畜産クラスター事業ERS導入案件:
<竣工したERSシステムの写真(長崎県:大石畜産敷地内)>
取組主体:大石畜産(本社長崎県大村市、大石正和代表者)
飼養種類と頭数:肉牛6,000頭
糞尿処理方法:ERSを使用して、1日あたり25トンの家畜糞尿を殺菌•発酵•乾燥して堆肥化処理し、再生敷料として使用する。
導入したERS:5型(処理容量25トン/24時間)x 1台 ボイラー:重油ボイラー(来年バイオマスボイラーを導入する予定)
補助金申請時期:2021年3月
竣工日:2022年3月14日
整備費:約3億6千4百万円(税抜)
ERS採用の経緯:
トップファームと同様にERSを使用しているエフシーエスを視察し、ERSの有用性を確認できたためERSの採用を決定した。評価したポイントは以下の通り。敷料用のおが粉が市場で不足しており価格も高騰している状況のもと、ERSを導入して再生敷料を内製することにより、敷料コストを削減していること。排水や悪臭を排出しないで糞尿処理を完結できていること。気候の影響を受けず、安定的に毎日堆肥化できていること。気候の影響を受けず、安定的に毎日堆肥化できていること。
ERSの導入により期待する成果:
ERSによる糞尿処理で再生敷料を内製することによって、敷料購入コストを大幅に低減できること。
<ERSとは?>
ERSは設置地域に生息する土着菌を活用し、糞尿等の有機物を短時間で殺菌•発酵•乾燥して再資源化する装置。装置本体内部に定植した土着菌が50~60℃の発酵熱を発熱、内部を機械的に減圧して水の沸点が50~70℃となるように保つ。これにより糞尿に含まれる大腸菌を死滅させ、また植物の種子を不活化させ、排水•悪臭を排出せずに低含水率の再生敷料や肥料を、わずか“1日”で製造する。
一般的な堆肥化は堆積方式による開放型自然発酵により3~6か月間が必要であり、更にメタンガスも発生させるのに対して、本装置では密閉空間内で強制発酵させるため、数時間で処理を終えてメタンガスなどの温室効果ガスの排出も抑えられる。
<ERS 7つのサイズ展開と最大処理能力>
ERSの型式:最大処理能力(24時間稼働時)
ERS-0型:0.5トン
ERS-1型:2.0トン
ERS-2型:4.0トン
ERS-3型:8.0トン
ERS-4型:15.0トン
ERS-5型:25.0トン
ERS-6型:50.0トン
JETはERSを小型機から大型機までサイズ展開している。大規模農家のみならず中小規模の農家にも適切なサイズの装置を提供し、最大限に費用対効果を得ていただくことに努めている。
<畜産クラスター事業でのERS稼働実績>
400頭の乳牛を飼養する株式会社リオグランデ(静岡県富士宮市)は、富士宮市や富士開拓農業協同組合と連携し、畜産クラスター事業を活用して2020年4月よりERSを使用している。これにより家畜排せつ物による悪臭・汚水問題の解決と増頭および再生敷料の生成・活用を共に実現した。今後の展望
<事例写真:(株)リオグランデ>
<今後の展望>
悪臭•排水を出さず、気候に左右されることなく、家畜糞尿を高速で発酵乾燥処理して再生敷料や堆肥を作る急速発酵乾燥資源化装置『ERS』。これを全国に普及させ、畜産農業の持続的な発展に貢献すべく今後も販売活動を続けていく。
<関連プレスリリース>
2022年3月7日
敷料再生装置、寒冷地で発酵熱70℃の安定処理を実証
~零下でも凍結なく病原菌等を死滅させ、肉牛糞尿を完熟堆肥に~
https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000005.000085654.html
2022年2月22日
長州産業とJETが業務提携、畜産環境問題を未然に防止
~急速発酵乾燥資源化装置ERSの販売強化~
https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000004.000085654.html
2021年12月29日
肉牛•乳牛農家に糞尿の堆肥化装置の導入決定
【畜産クラスター補助金】と【法人税特別税制措置】を活用
https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000003.000085654.html
2021年12月28日
【畜産業界が注目】急速発酵乾燥資源化装置ERSに新•特許技術導入
~1台で「日常時の家畜糞尿処理」「感染症発生時の死畜処理」共に堆肥化可能に~
https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000002.000085654.html
2021年10月13日
肉牛糞尿の高速資源化で、おが粉購入費42%削減を達成
~敷料再生装置の稼働後1年経過、畜産農家の効率経営を支援強化~
https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000001.000085654.html
<会社概要>
会社名:株式会社JET
所在地:東京都千代田区一番町19 全国農業共済会館
代表者:代表者 名塚元臣
設立:平成25年8月
事業内容:急速土着菌増殖乾燥システムに関する以下の事業
-開発•製造•販売•輸出入•管理
-適用•導入に関するコンサルティング
-原料の輸出入
資本金:50,000,000円
ホームページ:https://jet-e.jp/
この件のお問い合わせ先は(株)JET管理部 広報担当 松本まで(〒102-0082 東京都千代田区一番町19 全国農業共済会館 電話03-6384-5691 e-mail: ginza-nagano@pref.nagano.lg.jp)。