2022.04.01(金)

魚の鮮度の試験方法に関するJASを制定!
分析によって魚の鮮度を数値で「見える化」し
日本産水産物の輸出促進が期待される(農水省)

   魚類の科学的な鮮度評価指標である「K値」の試験方法について、JASが新たに制定された。日本産の生鮮水産物の鮮度を科学的に評価することで、輸出促進を図る効果が期待される。
JAS…日本農林規格 


1 JAS制定の経緯について
   生鮮水産物の輸出量は年々増加し、更なる輸出拡大が期待されている。しかし、海外の生鮮水産物の流通現場では見た目によって評価されており、日本の活け締めの魚は魚体に傷があるということだけで低く評価されるケースがある。 このため、活け締め等の鮮度保持技術の優位性を証明し、日本産生鮮水産物の差別化を図ることを目的として、科学的な鮮度評価指標である「K値」の試験方法に関するJASを制定した。
2 JAS制定による効果について
   本JAS制定により魚類の鮮度を見える化することが可能となる。特に海外において日本産の生鮮水産物が、魚体に傷がある活け締めの魚も含めて、見た目ではなく科学的な数値による適正な評価を得ることで、輸出促進の効果が期待される。
<参考>
日本農林規格「魚類の鮮度(K値)試験方法-高速液体クロマトグラフ法」については、こちらを御覧下さい。
https://www.maff.go.jp/j/jas/jas_kikaku/kikaku_itiran2.html#shiken
<添付資料>
LinkIcon 魚類の鮮度(K値)試験方法JASについて(PDF : 577KB)
 
   この件のお問い合わせは農林水産省 新事業•食品産業部食品製造課基準認証室 (担当)国際班 新藤、玉置まで(03-3502-8111(代表)内線4482   ダイヤルイン03-6744-2096)。