2021.04.05(月) |
日ロさけ・ます漁業交渉」の結果 日本200海里漁獲量は合計2,050トン ロシア200海里漁獲割当量は125トン |
---|
水産庁は令和3年3月29日(月)から4月2日(金)まで、ウェブ会議で「日ロ漁業合同委員会第37回会議」及び「ロシア連邦の200海里水域における日本国の漁船によるロシア系さけ•ますの2021年における漁獲に関する日ロ政府間協議」が開催され、2021年の日本200海里水域における我が国漁船によるロシア系さけ•ますの操業条件等及び2021年のロシア200海里水域における我が国漁船によるロシア系さけ•ますの操業条件等について妥結した。
日ロさけ•ます漁業交渉とは、ロシア系さけ•ますについては、日ソ漁業協力協定(※1)及び日ソ地先沖合漁業協定(※2)に基づき、「日本200海里水域」及び「ロシア200海里水域」における我が国漁船の漁獲量等の操業条件に関して、毎年協議を行っている。なお「日本200海里水域分」については「日ロ漁業合同委員会」において、「ロシア200海里水域分」については「日ロ政府間協議」において協議を行っている。
※1正式名称は「漁業の分野における協力に関する日本国政府とソヴィエト社会主義共和国連邦政府との間の協定」。
※2 正式名称は「日本国政府とソヴィエト社会主義共和国連邦政府との間の両国の地先沖合における漁業の分野の相互の関係に関する協定」。
この開催は3月29日(月)~4月2日(金)までウェブ会議で行われた。出席者は日本側が黒萩真悟水産庁の増殖推進部長(政府代表)ほか、外務省、水産庁、北海道庁及び関係する漁業団体の関係者。ロシア側はサフチュクP.S.連邦漁業庁副長官(ロシア政府代表)ほか、外務省、連邦漁業庁等の関係者した。
<結果概要>
日本200海里水域分(日ロ漁業合同委員会第37回会議)は、2021年の日本200海里水域における我が国漁船によるロシア系さけ•ますの操業条件等について協議が行われ、次の内容で妥結した。
ア.漁獲量(前年同)
からふとます、べにざけ、ぎんざけ、ますのすけ計1,550トン(※べにざけ、ぎんざけ、ますのす
けについては3種合わせて1隻当たり1トン以内とする)、しろざけ500トン合計2,050トン。
イ.漁業協力費
2億6,000万円~3億13万円の範囲で漁獲実績に応じて決定(前年同。実際の支払額は2億6,000
万円)
ウ.その他
2021年の漁業分野における科学技術協力計画の採択等を行った。
ロシア200海里水域分(ロシア連邦の200海里水域における日本国の漁船によるロシア系さけ•ますの2021年における漁獲に関する日ロ政府間協議)は、2021年のロシア200海里水域における我が国漁船によるロシア系さけ•ますの漁獲量等の操業条件等について協議が行われ、以下の内容で妥結した。
ア.漁法等
昨年に引き続き漁船1隻により、曳き網(ひきあみ)による採算性の向上を目的とした試験的な操
業を行う。
イ.漁獲割当量125トン(前年同)、うちべにざけ15トン(前年25トン)、しろざけ24トン(前年25ト
ン)、からふとます81トン(前年70トン)、ぎんざけ3トン(前年同)、ますのすけ2トン(前年同)。ウ.入漁料
約2,433万円(前年同)
エ.操業期間
令和3年6月1日から7月31日までの期間のうち36日間(前年は7月7日から7月21日)
<参考>
令和3年3月26日付けプレスリリース「日ロさけ•ます漁業交渉」の開催について
https://www.jfa.maff.go.jp/j/press/kokusai/210326.html
この件のお問い合わせは水産省 資源管理部国際課 (担当)高木、小田まで(〒100-8907 東京都千代田区霞が関1-2-1 電話03-3502-8111(代)内線6744 ダイヤルイン03-3502-8453 FAX03-3504-2649)。