2020.09.02(水

野菜の生育状況及び価格見通し

令和2年9月について主産地等からの

聞き取り調査(農林水産省)

   農林水産省は、東京都中央卸売市場に出荷される野菜の生育状況及び価格見通し(令和2年9月)について、主産地等からの聞き取りを行いその結果を公表した。
<概要
   近年、天候不順により野菜の価格変動が大きくなっている中で、野菜の生育状況や価格の見通しを情報発信するため、平成23年より主産地、卸売会社、中間事業者等から聞き取りを行い、その結果を農林水産省ホームページに掲載している。
   今般、令和2年9月の野菜の生育状況及び価格見通しの聞き取り結果を次のとおり公表する。なお聞き取りを行った14品目の野菜の生育状況は、東京都中央卸売市場外において流通するものについても同様の傾向だ。またこれまでの公表資料は次のURLページで公開している。
https://www.maff.go.jp/j/seisan/ryutu/yasai_zyukyu/
<目的>
   この見通しは直近の生育状況及び今後の生育と出荷の見通しから予測される、今後の価格見通しを公表することで、産地の出荷判断と消費者の購買行動の最適化を促し、野菜の供給及び価格の安定を図ることを目的としている。
   このため本見通しにおいて、安値水準で推移することが見込まれる品目については、産地は出荷数量の調整に努めるとともに、消費者は積極的な購入を行う等により消費の拡大に繋がることが望まれる。
   また高値水準で推移することが見込まれる品目については、産地は出荷数量の調整に努めるとともに、消費者においては一時的に安値品目の購入に切り替える等の行動に繋がることが望まれrる。野菜産地では日頃から安定的な生産と供給に努めているが、天候等の影響により出荷数量や価格が不安定になることがあるので、最適な出荷判断と購買行動へのご理解とご協力をお願いしている。

今後の生育、出荷及び価格見通し
   7月の記録的な長雨、日照不足等の影響で、野菜全般の生育が不良となり、卸売価格は高値が続いていたが、梅雨明け後の天候回復により出荷数量が増加し、多くの品目では8月中旬以降、卸売価格が下落し、平年並みで推移している。一方、はくさい及びキャベツは主産地で少雨や猛暑が続いていることから高値が続いている。
   今後の生育及び出荷状況について主産地等から聞き取りを行い、令和2年9月の生育、出荷及び価格の見通しを以下にまとめまた。


LinkIcon別紙.pdf