2020.07.22(水

<病害虫発生予察注意報発表>

水稲のいもち病の発生に注意しましょう

降雨が続き降水量も多く、イネいもち病の増加懸念

   本年は降雨が続き降水量も多いため、イネいもち病の増加が懸念される。今後も同様の天候が続く場合は、葉いもちが多発生し、穂いもちへの進展が予想される。「生産者の皆様は適切な防除をお願いします」と県農政部は呼び掛けている。
   対象地域は県下全域。梅雨入り後、降雨日が多いためいもち病に感染しやすい気象条件の日が平年に比べて多くみられる。今後も降雨が続く場合は、常習発生地や中山間地を中心に、葉いもちが発生し穂いもちへと進展する恐れがある。
   防除対策と留意点は水田の見回りを実施し、葉いもちの発生状況を確認する。苗箱施薬剤を施用していないほ場や多肥により葉色が濃いほ場は、急速に病勢が進む可能性があるので、病斑の発生を見落とさないように確認しましょう。葉いもちの発生が多いほ場では、液剤又は粉剤を穂ばらみ期及び出穂期に2回散布しましょう。出穂期以降も曇雨天が続く場合には、さらに出穂5日後と10日後に追加散布を行いましょう。なお中、晩生種で出穂期まで期間のある場合には粒剤の使用もできる。
   今後の気象情報を注視し、適期防除に努めてください。防除作業時は熱中症に注意してください。参考URL( https://www.pref.nagano.lg.jp/noson/happyou/20200609press.html)。お問い合わせ先は詳細は病害虫防除所へご確認ください(URL( https://www.pref.nagano.lg.jp/bojo/index.html)。

写真1 葉のいもち病斑
 

写真2 いもち病が発生した穂
 
   この件のお問い合わせは県長野県病害虫防除所 (所長)塩川正則 (担当)若林秀忠まで(電話026-248-6471   FAX026-248-6473   E-mail bojo@pref.nagano.lg.jp bojo@pref.nagano.lg.jp)若しくは県農政部農業技術課環境農業係 (課長)小林安男(担当)松澤愛美まで(電話026-235-7222<直通>   026-232-0111<代表>内線3073   FAX026-235-8392   E-mail nogi@pref.nagano.lg.jp)。