2019.04.15(月) |
県農業試験場の研究職員─ 日本雑草学会賞技術賞を受賞 外来雑草の防除対策の確立と普及に寄与 |
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4月20日(土)に香川県高松市で開催される日本雑草学会第58回大会において、水田の輪作体系で問題となる外来雑草の防除対策の確立に寄与した功績により、県農業試験場の⻘木政晴主任研究員に日本雑草学会賞技術賞が授与されることになった。
この日本雑草学会賞技術賞とは、日本雑草学会の会員(研究者)が対象で雑草の制御及び利用技術とその普及、並びに除草剤などの開発の面で優れた業績をあげた研究員へ贈られる賞(年1人程度)だ。平成10年の技術賞制度創設以来、本年までに都道府県の試験場からは4人が受賞している。⻑野県の受賞は2人目である。
受賞内容は「⻑野県の水田輪作体系における外来雑草の総合防除対策の確立と普及」を受賞課題となった。受賞者は⻑野県農業試験場作物部主任研究員の⻘木政晴氏。受賞経過は⻘木主任研究員が全国に先駆け、これまで知見が乏しかった「水田輪作体系における外来雑草の防除対策」に関する研究に取り組んで来た。
また、対策技術の普及を推進する全県的連携体制「⻑野県主要農作物難防除雑草プロジェクトチーム」の発足を主導し、その中心的存在として転作作物の安定生産に大きく貢献したことが評価された。
ちなみに日本雑草学会は日本の学術研究団体のひとつであり、雑草研究の基礎から応用面で活躍している研究者がメンバーとなり、雑草学研究の発展、並びに農業生産や環境保全へ寄与することを目的として、昭和37年に設立された学会だ。現在は海外の研究者を含め約700名の会員により構成されている。
この件のお問い合わせは長野県農業試験場作物部 (場長)丸山秀樹 (担当)酒井長雄まで(電話026-246-9783<直通> FAX026-248-6070 E-mail nogyoshiken@pref.nagano.lg.jp)。