「内鎌(ないがま)かんぴょう」
池田町会染内鎌で8月から
出荷(信州の伝統野菜加工品)
2015.8.20(木)
北安曇郡池田町会染の内鎌地区で、地域の風土と食文化の中で受け継がれてきた信州の伝統野菜「内鎌ゆうがお」を加工した「内鎌かんぴょう」が8月から出荷•販売される。高瀬川沿いの砂質土で栽培した「内鎌 ゆうがお(夕顔)」は、かんぴょうの品質が良いことで昔から知られていた。30cm~40cm の大きさの若い夕顔の実を収穫し、すべて手づくりで加工する 「内鎌かんぴょう」は「信州の伝統野菜」 加工品の認定を受けた地域自慢の一品である。
問い合わせ先は内鎌のかんぴょうを守る会 担当者太田洋介(会長)(電話0261-62-4607)。
〈産地からひとこと!〉
【内鎌かんぴょう】
江戸時代から続いてきたという「かんぴょう」づくりは、昭和初期まで盛んに行われていたが、農家の高齢化や洋食の普及などにより次第に減少して来た。しかし「かんぴょう作りの伝統を残したい」と、4年前に有志による「内鎌のかんぴょうを守る会」が発足し、地域の長老に指導を仰ぎ、昔ながらの手びきと自然乾燥の技を受け継いでいる。
手びきされた「内鎌かんぴょう」は市販の機械びきのものとは違い、色が白く甘みがあり、巾が広く薄いため、味がしみ込みやすく、食感も良いと好評だ。
この件のお問い合わせ先は北安曇地方事務所農政課 農業振興係 (課長)丸山秀樹 (担当)井ノ口和人まで(電話0261-23-6511<直通> 0261-22-5111<代表>内線2154 FAX0261-23-6512)。
hokuan-nosei@pref.nagano.lg.jp