冷やしたトマトにかぶりつけ!
トマトの出荷が本格的に始まる
主な産地は下伊那、長野、松本
2015.7.31(金)
トマトは、抗酸化成分といわれるリコピンやビタミンC、うまみ成分であるグルタミン酸などを豊富に含んだ栄養価に優れた野菜だ。信州のトマトは昼夜の温度差が大きい高冷地で栽培されているため、糖度が高く旨みが強いのが特徴だ。
主な産地は下伊那、長野、松本。県内の生産状況は農林水産省の野菜生産出荷統計によると、平成23年は面積418㌶、収穫量20,300㌧、平成24年は面積399㌶、収穫量22,700㌧、平成25年は面積410㌶、収穫量21,700㌧となっている。
〈産地からひとこと〉
JAみなみ信州では飯田市、下伊那郡が産地で、出荷期間は通年(最盛期は8月)、品種は桃太郎、みそら、麗夏などだ。「近年、リコピンの抗酸化作用で注目を集めているトマトの出荷がまもなく本格化します。JAみなみ信州での流通の効率化と需要に応じた計画出荷により、完熟した果実を消費者の皆様にお届けしています。しっかり味の乗ったおいしいトマトを是非ご賞味ください」とJAみなみ信州では話している。
お問い合わせ先はみなみ信州農業協同組合営農部農産課 常盤禎文(課長) 山上正俊(係長)まで(電話0265-52-6981 FAX:0265-21-2318)。
〈県試験場のトマト栽培研究〉
野菜花き試験場では、トマト栽培を省力化・マニュアル化し、土壌病害を回避できる養液栽培法の開発に取り組んでいます。これまでに不織布製の鉢に培地を入れて栽培すると、水稲の育苗後の空きハウス等では比較的短い期間で約8t/10aの収量が得られることを確認し、現地への普及を進めている。また今年から培地をトレイに入れるベンチ型養液栽培システムで、長期間栽培する方法を検討している。
この件のお問い合わせ先は下伊那地方事務所農政課 生産振興係 (課長)下島秀昭 (担当)脇本有希まで(電話0265-53-0413<直通> 0265-23-1111 <代表>内線2481 FAX0265-53-1629)。
shimoina-aec@pref.nagano.lg.jp