生のおいしさ知っていますか

全国シェア1位のプルーンの
出荷が始まります!

 全国一の収穫量を誇る長野県産の“プルーン”の出荷が始まる。早生種の「アーリーリバー」から始まり、「サマーキュート」「スタンレイ」「サンプルーン」 「オータムキュート」など、10月上旬までバラエティに富んだ品種が登場する。
 主な産地は佐久地域、長野地域、出荷予定期間は7月下旬〜10月上旬<アーリーリバー(7月20日頃〜)>だ。プルーンはヨーロッパスモモの一種「ドメスチカスモモ」が一般に「プルーン」と呼ばれている。原産地はアジア西部といわれ、日本には明治初期に欧米から導入された。近年、健康食品としても人気な果物だ。
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 平成24年の農林水産省統計によると、長野県は収穫量、全国シェアともに1位で2,088㌧(68.9%)、2位は北海道663㌧(21.9%)、3位は山形県122㌧(4.0%)となっている。
〈産地からひとこと〉
 JA佐久浅間では「佐久地域は日本で最初にプルーンの産地化が行われた地域で、現在では全国でも有数の産地となっています。降雨が少なく豊富な日照量と昼夜の気温差が大きい気象条件により、糖度が高く果肉がち密で美味しい果実が生産されています。ビタミン、ミネラル、鉄分、食物繊維が豊富に含まれていて、丸ごと食べることが一番のお勧めです。また、ジャムにしても美味しくいただけます。
 7月下旬の早生品種から10月上旬まで20品種以上が栽培されていますので、その時期により色々な品種をご賞味いただけます。是非食べ比べてみてください。きっと忘れられないプルーンに出会えると思います」と話している。
 イベントはサンプルーンの出荷最盛期となる9月16日は「佐久プルーン」の日。産地の問い合わせ先はJA佐久浅間野菜園芸課 担当:相場英樹 大工原嘉幸まで(電話0267-68-9412 Fax0267-68-9416 URL:http://www.ja-sakuasama.iijan.or.jp/)。
〈果樹試験場のプルーン研究〉
 果樹試験場では平成3年からプルーンの品種育成に関する試験を始め、これまでに果皮が紅紫色で8月下旬に収穫できる「サマーキュー ト」と青紫色で9月下旬に収穫できる「オータムキュート」を育成した。「サマーキュート」は糖度が19%程度と高く、甘くさわやかな食味が特徴だ。
2_サマーキュート.jpg「サマーキュート」
 プルーンには果実を実らせるために他の品種の花粉が必要な品種もあるが、これらの品種は自分の花粉でも実る栽培しやすい品種。現在は糖度が高く大玉で7月中旬〜8月初旬に収穫できる品種の育成を目標に選抜を進めている。

 この件のお問い合わせ先は佐久地方事務所農政課 生産振興係 (課長)相馬正博 (担当)堀内千秋まで(電話0267-63-3145<直通>FAX0267-63-3189)。
mail-new.png sakuchi-nosei@pref.nagano.lg.jp