水田農業のイノベーションを

県×富士通×農業法人のコラボ
ICTを活用した実証事業開始!

 これまで経営者の経験と勘に頼りがちであった水田経営から脱皮するため、富士通(株)(本社東京都港区、山本正已代表取締役社長、以下富士通)が開発したICTシステム「食・農クラウド Akisai(秋彩)」をモデル経営体に導入して、生産コストや労務を分析することで「営農を見える化」し、水田農業における効率的生産体系の構築を目指す実証事業を実施する。

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 ICTを活用した水田農業における効率的生産体系実証事業は、県、富士通、モデル経営体で編成するプロジェクトチームがモデル経営体の水田農業の経営改善に取り組む。具体的には①モデル経営体の営農活動データ(品種、面積、 天候、作業時間等)をクラウドに蓄積②クラウドに蓄積されたデータから生産コストや労務を分析し「営農を見える化」③分析結果に基づき、県、富士通、モデル経営体が一体となって経営改善に取り組み、より効率的な水田農業経営を目指すという内容だ。
導入するICTシステムは食・農クラウド Akisai 農業生産管理 SaaS(富士通)。農作業・収穫・出荷の計画と実績を集計・分析し、農業経営・生産・品質の見える化とPDCAサイクルによるマネジメントにより収益改善を支援するクラウドサービス。 実施期間は平成27年5月〜平成28年3月までとなっている。
 モデル経営体(7経営体)は、(株)ファーム中鶴(佐久市)<丸山和則>、(有)信州うえだファーム(上田市)<塩川壽友>、(株)太陽と大地(東御市)<柳澤謙太郎>、(株)田切農産(飯島町)<紫芝勉>、(株)ヴァンベール平出(大町市)<平出竜也>、(有)ティーエム しろうま農場(白馬村)<津滝俊幸>、(農)ファームステーション木島(飯山市)<佐藤嘉一>。〈代表者〉の敬称略。

 この件のお問い合わせ先は県農政部農業技術課 課長:上杉壽和 担当:村山一善 内田達也まで(電話026-232-0111<代表>内線3067 026-235-7221<直通)> FAX026-235-8392)。

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