2022.10.18(水) |
千曲市の旅館でカンピロバクターによる
食中毒が発生、患者(44名)は全員快方に
向かっている(長野保健所)
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本日、長野保健所は千曲市内の旅館「小石の湯」を食中毒の原因施設と断定し、当該施設の調理部門に対し令和5年10月18日から令和5年10月20日まで、3日間の営業停止を命じた。患者は10月7日から8日にかけて当該施設で調理し、提供された食事を喫食した2グループ47名中の2グループ44名で、松本保健所が行った検査により、患者便からカンピロバクターが検出された。なお、患者は全員快方に向かっている。
この食中毒は令和5年10月12日の午前8時40分頃、医療機関から「千曲市内の旅館を利用した2つの学校の生徒及び引率者約30名が発熱、下痢、嘔吐等を呈している」旨の連絡が諏訪保健所にあった。
長野保健所による調査結果によると、患者は10月7日から8日にかけて当該施設で調理し、提供された食事を喫食した2グループ47名中の2グループ44名(茅野市、諏訪市在住)で、10月9日午前5時頃から発熱、下痢、腹痛、頭痛等の症状を呈していた。
患者の共通食のうち発症者が認められた食事は、当該施設が調理し、提供した食事のみであった。松本保健所が行った検査により患者便からカンピロバクターが検出された。患者の症状はカンピロバクターによる食中毒の症状と一致していた。患者を診察した医師から食中毒の届出があった以上のことから、長野保健所は当該施設で調理し、提供された食事を原因とする食中毒と断定した。
参考までに患者が喫食した主なメニューは、10月7日はご飯、カレー、ハンバーグ、煮物、茶碗蒸し、サラダ等で、10月8日はご飯、味噌汁、スクランブルエッグ、サラダ、もやしの和え物等であった。長野県内(長野市•松本市含む)における食中毒発生状況(本件含む)は、令和5年度7件141名(うち長野市•松本市)(3件)(30名)、令和4年度12件167名(うち長野市•松本市)(1件)(1名)となっている。
この件のお問い合わせは長野保健所 食品•生活衛生課 食品•動物衛生係 (担当)小野、岡野、荻原まで(電話026-225-9065<直通> 026-223-2131<代表>内線151 FAX026-225-9105 E-mail nagaho-shokusei@pref.nagano.lg.jp)。