2022.08.10(木) |
食品ロス削減のため、商慣習の見直しや
フードバンク等への食品提供に取り組む
食品事業者を今年も募集し公表(農水省)
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農林水産省は、食品ロス削減の取組を推進するため、食品ロス削減に向けて商慣習の見直しやフードバンク等への食品提供に取り組む食品事業者を8月10日(木)から9月22日(金)まで募集する。なお、応募いただいた食品事業者の取組内容等は、10月30日(月)に農林水産省ホームページで公表する。
農林水産省では、食品ロス削減の推進のため、食品事業者に対し納品期限の緩和、賞味期限表示の大括り化等の商慣習の見直しを呼びかけるとともに、それでもなお発生する賞味期限内の食品については、フードバンク等への食品提供をお願いしている。
食品ロス削減は、世界共通の課題であり、国連の「持続可能な開発目標(SDGs)」にもターゲットの一つとして掲げられており、国民一人一人が主体的に取り組むことが求められている。また食品事業者においても、商慣習の見直しを含め食品ロス削減に取り組むことは、消費者や取引先などのステークホルダーから「選ばれる企業」となるための重要な判断材料の一つになると考える。
更には、食品ロス削減に取り組む事業者の情報を幅広く消費者に発信することで、消費者の食品事業者への信頼度が増すだけではなく、消費者の食品ロス削減への意識の向上にもつながると期待している。
こうした食品事業者と消費者双方のコミュニケーションの活性化を図るため、農林水産省は、食品ロス削減のため商慣習の見直しやフードバンク等への食品提供に取り組む食品事業者を募集し、10月30日に事業者名と取組内容等を農林水産省のホームページ上で公表している。なお、公表日となる10月30日は、食品ロス削減推進法で定めた「食品ロス削減の日」であり、農林水産省が定めた「全国一斉商慣習見直しの日」である。
商慣習の見直しやフードバンク等への食品提供に取り組む事業者の募集
(1)募集内容
食品ロス削減に向けて商慣習の見直しやフードバンク等への食品提供に取り組む以下の食品事
業者を募集します。
(ア)食品小売業者
・加工食品の納品期限の緩和(特に賞味期間180日以上の食品を推奨)
・フードバンク、子ども食堂等への食品の提供
(イ)食品製造業者
・加工食品の賞味期限表示の大括り化(年月表示、日まとめ表示)(特に賞味期間180日以上の食品を推奨)
・加工食品及び日配品の賞味期限の延長(食品ロス削減のための商慣習検討ワーキングチームを設置した平成24年度以降に実施した商品がある企業)
・フードバンク、子ども食堂等への食品の提供
(2)募集対象者
(1)の(ア)(イ)の内容に、本年10月30日時点で取り組んでいる、または取り組む予定の食品事業者※「取り組む予定」とは取組を開始する時期(年月)が定まっている事業者とする。但しフードバンクについては、現在取り組んでいる事業者のみが対象だ。
(3)応募方法
以下、公益財団法人流通経済研究所(食品ロス削減のための商慣習検討ワーキングチーム事務局)のHPにおいて、アンケートへの回答をお願いする。
(ア) 食品小売業:https://ryutsukeizai.post-survey.com/foodloss.nouhin/(外部リンク
(イ) 食品製造業:https://ryutsukeizai.post-survey.com/foodloss.kigen/(外部リンク)
<連絡先>
メールアドレス:foodloss-rs@dei.or.jp
担当:石川、寺田
(4)公表方法
本年10月30日に農林水産省ホームページ上に、事業者名、品目等の一覧及び取組事例を公表する。
(5)募集期間
令和5年8月10日(木曜日)から9月22日(金曜日)まで
<添付資料>
商慣習見直しの取組の重要性について(PDF : 182KB)
この件のお問い合わせは農林水産省 新事業•食品産業部外食•食文化課食品ロス•リサイクル対策室 (担当)月岡、古木、髙橋まで(電話03-3502-8111<代表>内線4319)ダイヤルイン03-6744-2066)。