2022.03.14(火)

伊那市内の仕出し弁当屋で
ノロウイルスによる食中毒
発生

   本日、伊那保健所は伊那市内の仕出し弁当屋「竹屋」を食中毒の原因施設と断定し、当該施設の営業者に対し3月14日から令和5年3月16日まで、 3日間の営業停止を命じた。患者は3月7日に当該施設で調理、提供した仕出し弁当を喫食した4グループ20名中の4グループ18名で環境保全研究所が行った検査により、 患者便及び調理従事者便からノロウイルスが検出されまた。なお患者は全員快方に向かっている。
   この食中毒は3月10日の午前8時30分頃、患者関係者から「3月9日朝から職場の複数の者が体調不良を呈している。体調不良者は共通して昼食に仕出し弁当を食べている」旨の連絡があった。
   伊那保健所による調査によると、患者(伊那市、上伊那郡、茅野市、諏訪郡他在住)は、3月7日に当該施設で調理、提供した仕出し弁当を喫食した4グループ20名中の4グループ18名で、3月8日午前3時頃から倦怠感、下痢、吐き気、腹痛等の症状を呈していた。
   患者は当該施設で調理、提供した仕出し弁当を共通して喫食していたこと、環境保全研究所が行った検査により患者便及び調理従事者便からノロウイルスが検出されたこと、患者の症状はノロウイルスによる食中毒の症状と一致していたこと、患者を診察した医師から食中毒の届出があったことから、伊那保健所は当該施設で調理、提供した仕出し弁当を原因とする食中毒と断定した。なおこの施設は3月10日から営業を自粛していた。
   参考までに患者が喫食した主なメニューは、日替わり弁当(ささみフライ、シュウマイ、ポテトサラダ、サラダそば等)、ソースチキンカツ弁当、薄切りソースカツ丼、焼き肉丼、豚生姜焼き弁当、唐揚げ弁当であった。
   長野県内(長野市•松本市含む)における食中毒発生状況(本件含む)は、令和4年度11件166名(うち長野市•松本市)(1件)(1名)、令和3年度(うち長野市•松本市)5件(2件)264名(154名)となっている。
 
   この件のお問い合わせは伊那保健所 食品•生活衛生課 食品•動物衛生係 (次長)片桐賢二 (課長)有澤美加 (担当)牧田美保子まで(電話0265-76-6839<直通>  0265-78-2111<代表>内線2140
FAX0265-76-6886  E-mail inaho-shokusei@pref.nagano.lg.jp)。