2022.03.08(水)

北安曇郡内の旅館でノロウイルス
食中毒発生、食事を喫食した9グループ
19名に

   本日、大町保健所は北安曇郡内白馬村神城の旅館「割烹ホテルときわ亭」を食中毒の原因施設と断定し、当該施設の営業者に対し3月8日から3月10日まで、3日間の営業停止を命じた。
   患者は2月23日夕食から2月24日夕食にかけて、当該施設で調理、提供したいずれかの食事を喫食した9グループ 19名中の9グループ 19名で、環境保全研究所及び関係自治体が行った検査により、患者便及び調理従事者便からノロウイルスが検出された。なお、患者は全員快方に向かっている。
   この食中毒は2月28日の午後1時30分頃、関係自治体から「2月23日から2月25日にかけて長野県へ旅行に行き、当該施設を利用した2名のうち2名が胃腸炎症状を呈している」旨の連絡があった。
   大町保健所による調査結果によると、患者は2月23日夕食から2月24日夕食にかけて、当該施設で調理、提供したいずれかの食事を喫食した9グループ19名中の9グループ19名(愛知県、東京都、岡山県他在住)で、2月24日午後11時頃から下痢、嘔吐、発熱等の症状を呈していた。
   患者は当該施設で調理、提供した食事を共通して喫食していたこと、環境保全研究所及び関係自治体が行った検査により患者便及び調理従事者便からノロウイルスが検出されたこと、患者の症状はノロウイルスによる食中毒の症状と一致していたこと、患者を診察した医師から食中毒の届出があったことから、大町保健所は当該施設で調理、提供した食事を原因とする食中毒と断定した。
   参考までに患者が喫食した主なメニューは、23日{夕食}お造り、陶板焼き、サワラの焼き物、冷そば、揚げ物、鍋等、24日{朝食}切り干し大根、サバの焼き物、野菜サラダ、味噌汁、ご飯等、24日{夕食}お造り、陶板焼き、サワラの焼き物、冷そば、揚げ物、鍋等となっている
   長野県内(長野市•松本市含む)における食中毒発生状況(本件含む)は、令和4年度10件148名(うち長野市•松本市)(1件)(1名)、令和3年度(うち長野市•松本市)5件(2件)264名(154名)だ。
 
   この件のお問い合わせは大町保健所 食品•生活衛生課 (次長)和田徹 (課長)和田純子(担当)大泉 裕子まで(電話0261-23-6528<直通>  0261-22-5111<代表>内線2350  FAX0261-23-2266
E-mail omachiho-shokusei@pref.nagano.lg.jp)。