2022.11.21(月) |
諏訪郡富士見町の仕出し弁当屋で
ウエルシュ菌による食中毒が発生
患者は全員快方に向かっている
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本日、諏訪保健所は諏訪郡富士見町の仕出し弁当屋「(有)中野屋商店」を食中毒の原因施設と断定し、当該施設に対し令和4年11月21日から令和4年11月23日まで、3日間の営業停止を命じた。患者(諏訪郡在住)は11月13日に当該施設が調理•提供した仕出し弁当を喫食した57グループ89名中の45グループ 57名で、松本保健所が行った検査により患者便からウエルシュ菌が検出された。なお患者は全員快方に向かっている。
この食中毒は11月14日10時頃、管内行政機関から「11月13日に当該施設が調理•提供した仕出し弁当を食べた者のうち数名が体調不良を呈している」旨の連絡があった。諏訪保健所による調査結果によると、当該施設が11月13日に調理•提供した仕出し弁当を食べた89名中57名が同日午後3時頃から、 下痢、腹痛などの症状を呈した。
患者に共通する食事は、当該施設が調理•提供した仕出し弁当だけであったこと、松本保健所が行った検査により患者便からウエルシュ菌が検出されたこと、患者の発症状況はウエルシュ菌による食中毒の症状と一致していたこと、患者を診察した医師から食中毒の届出があったことから諏訪保健所は当該施設が調理•提供した仕出し弁当を原因とする食中毒と断定した。
参考までに患者へ提供されたメニューは、鳥肉のうま煮(すき焼き風)、野菜のうま煮(鶏肉入り)、てんぷら(かぼちゃ、さつまいも、えび、ささげ)、サバ蒲焼、さんまのマリネ、揚げ餅、ポテトサラダ、長いも の酢の物、ご飯等であった。
長野県内(長野市•松本市含む)における食中毒発生状況(本件含む)は、令和4年度8件128名(うち 長野市•松本市)(1件)(1名)、令和3年度5件264名(うち長野市•松本市)(2件)(154名)となっている。