2022.08.09(火

松本高山Big Bridge構想実現プロジェクト地域が主体となって
本格的なルート開発が始動!7月26日~27日の2日間で地域関係者向け
モニターツアーを実施(一般社団法人松本市アルプス山岳郷)

   一般社団法人松本市アルプス山岳郷(松本市安曇、齋藤元紀代表理事)は、7月26日(火)~27日(水)の2日間、中部山岳国立公園を間に挟む松本~高山間を世界水準の観光圏として磨き上げていくことを目的に立ち上がった「松本高山Big Bridge構想実現プロジェクト」における長期滞在ルート開発のため、松本市、高山市の地域関係者参加のもと1泊2日のモニターツアーを実施した。


松本高山Big Bridge構想実現プロジェクトは、中部山岳国立公園南部地域を間に挟み、松本市街地と高山市街地を繋ぐ横断ルートを”Big Bridge(ビッグブリッジ)”と位置付け、多彩で上質な体験と滞在ができる魅力的な観光ルートに磨き上げていくプロジェクトだ。
   令和4年度は地域DMOである一般社団法人松本市アルプス山岳郷が、松本~高山間の観光団体松本市、高山市、環境省などと連携し、「1週間の滞在」「松本~高山の横断」「山岳•高原•街を満遍なく巡る」「環境配慮が感じられる」というBig Bridgeを象徴する4つの要素を具現化するために、具体的なルート開発に取り組んでいる。
   7月26日~27日の1泊2日で実施したモニターツアーでは、ルートの検証および相互交流を目的に本プロジェクトに関係する地域•団体の有志の方々に参加してもらった。相互交流として、松本側からの参加者は高山奥飛騨コースの一部を、高山側の参加者は上高地乗鞍コースの一部をそれぞれ体験していただき、参加後のワークショップにてルートのブラッシュアップとフィードバックを行った。

<松本参加者:高山奥飛騨コース>
   松本側からの参加者が体験した高山奥飛騨コースの一部は、松本高山Big Bridge構想実現プロジェクトの中で、将来的なインバウンド誘客をめざし、特にトレッキングや登山等のアクティブな旅行を好む欧米層をターゲットに設定した文化と自然を楽しむコースだ。
   1日目は高山市街地で伝統文化の組紐体験とまち歩きを楽しみ、夜は奥飛騨温泉郷の温泉でゆったり過ごした。翌日2日目は、乗鞍五色ヶ原の森でありのままの自然を堪能する滝めぐりガイドツアーを体験し、古き良き日本の自然を満喫した。松本エリアからのツアー参加者は、高山まつりで使用される組紐づくりや五色ヶ原の生態や保全を学びながら歩くガイドツアーを初めて体験した人が多く、「松本側とは違った自然が楽しめた!」「高山の伝統体験で久しぶり集中した!」「高山はインバウンドのお客様の対応に慣れているのが驚きだった!」等の感想をいただいた。


【高山奥飛騨コースモニター実施概要】
■開催期間:2022年7月26日(火)~7月27(水)
■ツアー行程(公共交通機関移動)
(1日目)9:15 平湯バスターミナル集合/10:45~11:30 飛騨高山まちの体験交流館にて組紐体験/11:45~12:30 朴葉味噌ランチ/12:50~13:45 高山の古い町並みガイドツアー/13:45~14:30 市内自由散策/15:40 平湯バスターミナル/奥飛騨温泉郷(泊)
(2日目)8:30 平湯バスターミナル集合/8:40~13:30 五色ヶ原の森ガイドツアー(雌池布引滝コース)※お弁当付き 14:00平湯バスターミナル/14:30~16:30 振り返りワークショップ 解散
<高山参加者:上高地乗鞍コース>
   高山側からの参加者が体験した上高地乗鞍コースの一部は、松本高山Big Bridge構想実現プロジェクトの中で、ポストコロナを見据えた旅行需要の早期回復を見越し、特に癒しや美容•健康意識の高い20-30代のミレニアム世代都市型女性層をターゲットに設定したアクティビティと癒しの時間を体験するコース。
   1日目は上高地~徳澤までのハイキングをゆったり楽しみ、夜はのりくら温泉郷でゆったり過ごした。翌日2日目は、乗鞍高原内に2022年度からオープンした“Norikura Trails”でMTBガイドツアーに参加し、途中雨がパラついたが、ゼロカーボンパーク乗鞍を学びながらサイクリングを満喫した。高山エリアからのツアー参加者も、松本側のツアーに初めて体験した人が多く、「MTBガイドの対応がプロフェッショナルで良かった!」「自然だけでなく、食文化にも触れられた」「昔から地域で守ってきた自然だと改めて学んだ」等の感想をいただいた。


【上高地乗鞍コースモニター実施概要】
■開催期間:2022年7月26日(火)~7月27(水)
■ツアー行程(公共交通機関移動)
(1日目)7:30 平湯バスターミナル集合/8:45~11:30 上高地~徳澤ガイドツアー/11:30~12:30 徳澤園ランチ/12:30~14:30 徳澤~河童橋周辺散策/16:30 のりくら観光センター/のりくら温泉郷(泊)
(2日目)9:00 のりくら観光センター前トレイルヘッド集合/9:00~12:00 Norikura Trails MTBガイドツアー/12:00~13:00カフェシヨンランチ/14:00 平湯バスターミナル/14:30~16:30 振り返りワークショップ 解散
   本プロジェクトでは今回のモニターツアーでのご意見を反映し、長期滞在ルートの磨き上げをするとともに、令和4年9月5日週と9月12日週のそれぞれで2泊3日のモニターツアーを実施し、さらなるルート検証を推進する。次回のモニターツアーでは外部専門家を招いてルートの検証をする予定だ。モニターツアーのメディア取材を受け付けるので、ご希望の方は松本市アルプス山岳郷までご連絡を下さい。
   また、松本高山Big Bridge構想実現プロジェクトでは、今回開発している具体ルートを含めた松本~高山間の魅力的な”通り抜け観光ルート”の名称を決定するための投票キャンペーンも実施中!これまで本プロジェクトでは中部山岳国立公園を挟み、松本市街地から高山市街地を繋ぐ横断ルートを“Big Bridge(大きな架け橋)“に例えた仮称で進めてきたが、多様な横断ルートの総称として、ルート名称を本地域に縁(ゆかり)のある皆さま方•愛していただいている皆さま方(住んでおられる方、働いておられる方、来訪者、来訪予定者、来訪希望者、かつての来訪者といった方々)とともに決めていきたいと考え、投票キャンペーンを実施しているので、是非ご応募下さい。 https://chubusangaku.jp/bigbridge_project/campaign/
 
   ちなみに松本市アルプス山岳郷(URL: https://alps-sangakukyo.jp/ )は社団法人で、事務所を松本市安曇209-1に置く。電話番号は0263-94-2221 代表者名は齋藤元紀氏、設立は2016年09月。