2021.04.26(月)

全国初!清酒とワインの同時指定に向けて

県産清酒及びワインにおける「酒類の地理的

表示(GI)」の申立て行われる

   県産の清酒及びワインにおける「酒類の地理的表示(GI)」の同時指定を目指して、長野県原産 地呼称管理委員会が国税庁長官に申立書を提出した。清酒とワインの同時指定に向けた申立ては酒造りに適した気候を有する長野県ならではであり、全国初となる。
   申立者は[清酒]長野県原産地呼称管理委員会 日本酒•焼酎委員会委員長の市川博之氏、[ワイン] 長野県原産地呼称管理委員会 ワイン委員会委員長の菊池敬氏。申立てを行う産地の範囲は清酒、ワインともに長野県。申立先は国税庁長官、申立日は令和3年4月23日に行われた。
   申立てのポイントは、長野県原産地呼称管理委員会では県産品の品質を高めブランド向上による消費拡大を目指して、全国に先駆けて味と品質を審査する制度を平成14年度に創設し、県産品の認定を行ってきた。GI長野の基準には、清酒•ワインともに長野県原産地呼称管理制度の考え方が活かされている。
   清酒は県内で収穫された一定の品質以上の米及び県内で採取された水を用い、県内で精米から醸造、瓶詰まで全ての工程を行うもののみをGI長野として申立てた。ワインは県内で収穫された一定の品質以上のぶどうを用い、県内で醸造、熟成、瓶詰までの全ての工程を行うもののみをGI長野として申立てた。
   今後のスケジュールは、国税当局による申立て内容の確認後、地理的表示の指定にかかるパブリックコメント(1カ月程度)を経て、国税庁長官が「GI長野」の指定を行う。
酒類の地理的表示(GI)とは?(https://www.nta.go.jp/taxes/sake/hyoji/mokuji.htm)。
   酒類の確立した品質や社会的評価がその酒の産地と本質的なつながりがある場合において、国の保護によりその産地名を独占的に名乗ることができる制度。正しい産地であることを示すだけでなく、産地の名称が国内外で保護され、輸出の更なる拡大や国内におけるブランド価値の向上につながる。
☆長野県原産地呼称管理制度の詳細は下記をご覧ください。
https://www.pref.nagano.lg.jp/jizake/sangyo/brand/nac/sedo.html
  
   この件のお問い合わせは県産業労働部 産業技術課 日本酒•ワイン振興室<長野県原産地呼称管理委員会事務局> (室長)相澤光宏 (担当)寺澤明子 有坂昌平まで(電話026-235-7126<直通>  026-232-0111<代表>内線2941  FAX026-235-7197  E-mail jizake@pref.nagano.lg.jp)。