2021.01.27(水) |
第12回「フード・アクション・ニッポン アワード 2020」 1月26日に開催、新たな地域の味を開発するコンテスト 「味の匠応援プロジェクト」も表彰(農林水産省) |
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農林水産省主催、国産農林水産物の消費拡大を目指し日本全国の優れた産品を発掘•表彰する「フード・アクション・ニッポン アワード 2020」の表彰式が1月26日(火)にSTAR RISE TOWER 5F Studio Earthにて開催された。
一次審査を経て決定した入賞100産品の中から、選りすぐりの「受賞」産品が選ばれ、表彰された。本イベントは単に表彰するだけでなく、受賞産品は選定審査企業の流通販路を通じて販売し、認知販売につながるフォロー活動も行っているもので、過去には受賞をきっかけにネット通販などで瞬く間に完売した産品もあり、事業者にとって注目のアワードとなっている。
今年度は「日本の魅力ある産品を、今だからこそ知ってほしい」をテーマに、全国から産品を募集。コロナ禍という逆境の中でも、全国各地から様々な取り組みや熱意溢れる産品が集まったことを受け、最終審査は各審査委員企業での実施に変更するなど、審査行程も感染拡大防止に配慮しながら実施。苦境に立たされている地方の産業を未来につなげる一助となることを願って開催した。
また、表彰式も時勢を鑑み、各地の生産者とはオンラインでつなぎながら実施。今年度は「受賞」された10産品に加え、全国の生産者と飲食店をつなげるECサイトの「REACH STOCKが選ぶ一次生産物3産品」及び “FANバサダー芸人”の小島よしおさん、クック井上さんによる「FANバサダー芸人が選ぶ3産品」も同時発表•表彰した。さらに同時開催の新たな取り組み「味の匠応援プロジェクト」にて選ばれた3グループの表彰式も行った。
「味の匠応援プロジェクト」は、地域と料理人がワンチームとなって新たな食の一歩を支援するとともに、地域と料理人に新たな気づきを与え、相互のパートナーシップ形成と、新たなビジネスチャンスを後押しすることを目的とし、「地域の人の誇りにつながる、新たなメニュー・産品の活用」をテーマに、新型コロナウイルス感染症の影響を受けている、料理人と産地がワンチームとなって、地域の食材を活用した新たなメニュー•商品を開発するコンテストである。
2020年8月24日より募集を開始。応募総数は45グループで、各地の可能性を秘めた食材の産品者とシェフのこれまでの経験を生かして新しい食を生み出そうという意欲の高いチームの応募が多くみられた。10月30日に書類審査を通過したグループによる、本プロジェクトや試作品にかける想いを伝えるプレゼンテーションをオンラインで行い、3グループを選定した。
選出されたグループは、プロジェクトからの支援金を活用して試作品を制作。12~1月上旬に試食会を実施し、メニューを完成させた。試作、試食会の模様は、本プロジェクト事務局が密着取材、動画を撮影し、プロモーションに活用いただけるプロジェクト動画として編集。プロジェクト動画は、本表彰式にて初公開した。
■選定グループ
代表者:(株)Zen Resorts(旧(株)MENEX)CEO 岡部統行さん(長野県/岐阜県)
料理人:(株)Zen Resorts(旧(株)MENEX)料理長 高山仁志さん(長野県/岐阜県)
産品者:三重県鳥羽磯部漁業協同組合 久保田 正志さん(三重県)
メニュー名「海と森のマリアージュ~絆~」
メニュー概要:古来より“木曽の森”と“伊勢の海”は強く結びつき、強く繋がってきた。コロナで危機の時代にあるからこそ縁のある“木曽のシェフ”と“伊勢の生産者”がタッグを組み、助け合いたいと思い応募。そんな縁のある「森」と「海」の幸が皿の上で再会。伊勢湾の魚貝と木曽の森の天然キノコや無農薬野菜を使用し、そこに木曽ヒノキのアロマで香りを加えて、“運命のマリアージュ”を表現した。
<審査員 コメント>
「森と海のマリアージュって、いろんなかけ算ができますよね。そう考えると、日本全体を食で元気にするプロジェクトだなという風に思いました。なのでどんどん海と森、森と海のマリアージュを完成していただいて、木曾とそれから伊勢から日本を元気にしていただきたいなと思います」
(株)Zen Resorts(旧(株)MENEX) 岡部さんコメント
「このコロナで生産者さんたちが苦しんでて、心が折れていくのを見て、とにかく自分たちができることが何かないかということで今回の賞に申込させていただいて、こんな時だからこそ、ホテルやレストランがいつもお世話になっている生産者さんに何か恩返しができればと思っています」
代表者:(株)ノースコーポレーション代表取締役 北康信さん(埼玉県)
担当者:さいたまヨーロッパ野菜研究会事務局 福田裕子さん(埼玉県)
料理人:(株)ノースコーポレーション総料理長 新妻直也さん(埼玉県)
産品者:農事組合法人FENNEL代表 小澤祥記さん(埼玉県)
メニュー名「規格外さいたまヨーロッパ野菜を使った季節のミネストローネベース」(春•夏•秋•冬)
メニュー概要:若手農家がヨーロッパの野菜を栽培し、レストラン向けに流通して地産地消を目指している「さいたまヨーロッパ野菜研究会」(ヨロ研)。栽培の難しいヨーロッパ野菜は規格外品が出やすく、その有効な活用方法としてミネストローネを考案。旬の素材を使用し、4種類とすることで、季節感を演出した。
<審査員 コメント>
「埼玉にヨーロッパ野菜という新しい食文化を根付かせようというその気持ちとヨーロッパ野菜って、扱いが難しいんですよね。どう使っていいかわからないと。そこにシェフが入ることによって皆さんが使えるようにすると、本当に埼玉というところの場所のヨーロッパ野菜というのが、広まっていくんじゃないかと感じています」
(株)ノースコーポレーション北さん コメント
「この受賞をさせていただいたミネストローネは野菜を加工し、スープ化することで、多くの野菜を季節問わず、お客様の元に届けられる持続可能な農業の取り組みであることを確信しています」
代表者:ドゥークー(株)オーナー 土屋彰吾さん(愛知県)
料理人:ドゥークー(株)オーナー 土屋彰吾さん(愛知県)
産品者:七福醸造(株)製造マネージャー 本浦拓未さん(愛知県)
杉浦味淋(株)代表取締役 杉浦嘉信さん(愛知県)
メニュー名「碧醸造2代目」
メニュー概要:シェフが自店のある碧南市産の食材を調べて工場見学をした際に、醸造家たちの仕事に対する熱い想いに感銘を受け、考案。有機白醤油•地元特産の白だし•三河醸成味醂を使った今までにない新しい食パン。白醤油の香ばしい風味と味醂の優しい甘みが広がりる。朝食をとらない現代の若い世代に食べてもらうことを想定している。
審査員 コメント
「和食と色々合わせられるんだろうなと想像しながら、今日楽しみにしていました。できれば5•6本持って帰らせていただければ、いろんな和食材に合わせて、日本国民全員でね、この食パンを食べながら新しい和食の可能性をみんなでチャレンジできるんではないかとそんなふうに思いました」
ドゥークー(株)土屋さん コメント
「碧醸造の(あおい)という字は碧南の碧(へき)いう字を使わせていただいていて、それだけ本当に碧南という街が本当にいいものがたくさんあるのですが、小さな街で、全国的に全然知られていないんですね。なのでこの賞を通じて皆さんに知ってもらって、碧南という街にコロナが収まったら、ぜひ来ていただいて、街が活性化してもらえれば、すごく嬉しいと思っています」
■味の匠応援プロジェクトの動画公開
味の匠応援プロジェクトの受賞特典として、各チームの試作、試食会の模様は、プロジェクト事務局が密着取材、動画を撮影し、プロモーションに活用いただけるプロジェクト動画として編集表彰式にて初公開された本動画は公式サイトにてご覧いただける( https://www.fanaward.jp/takumi/)。
一次審査を経て決定した入賞100産品の中から、選りすぐりの「受賞」産品が選ばれ、表彰された。本イベントは単に表彰するだけでなく、受賞産品は選定審査企業の流通販路を通じて販売し、認知販売につながるフォロー活動も行っているもので、過去には受賞をきっかけにネット通販などで瞬く間に完売した産品もあり、事業者にとって注目のアワードとなっている。
今年度は「日本の魅力ある産品を、今だからこそ知ってほしい」をテーマに、全国から産品を募集。コロナ禍という逆境の中でも、全国各地から様々な取り組みや熱意溢れる産品が集まったことを受け、最終審査は各審査委員企業での実施に変更するなど、審査行程も感染拡大防止に配慮しながら実施。苦境に立たされている地方の産業を未来につなげる一助となることを願って開催した。
また、表彰式も時勢を鑑み、各地の生産者とはオンラインでつなぎながら実施。今年度は「受賞」された10産品に加え、全国の生産者と飲食店をつなげるECサイトの「REACH STOCKが選ぶ一次生産物3産品」及び “FANバサダー芸人”の小島よしおさん、クック井上さんによる「FANバサダー芸人が選ぶ3産品」も同時発表•表彰した。さらに同時開催の新たな取り組み「味の匠応援プロジェクト」にて選ばれた3グループの表彰式も行った。
「味の匠応援プロジェクト」は、地域と料理人がワンチームとなって新たな食の一歩を支援するとともに、地域と料理人に新たな気づきを与え、相互のパートナーシップ形成と、新たなビジネスチャンスを後押しすることを目的とし、「地域の人の誇りにつながる、新たなメニュー・産品の活用」をテーマに、新型コロナウイルス感染症の影響を受けている、料理人と産地がワンチームとなって、地域の食材を活用した新たなメニュー•商品を開発するコンテストである。
2020年8月24日より募集を開始。応募総数は45グループで、各地の可能性を秘めた食材の産品者とシェフのこれまでの経験を生かして新しい食を生み出そうという意欲の高いチームの応募が多くみられた。10月30日に書類審査を通過したグループによる、本プロジェクトや試作品にかける想いを伝えるプレゼンテーションをオンラインで行い、3グループを選定した。
選出されたグループは、プロジェクトからの支援金を活用して試作品を制作。12~1月上旬に試食会を実施し、メニューを完成させた。試作、試食会の模様は、本プロジェクト事務局が密着取材、動画を撮影し、プロモーションに活用いただけるプロジェクト動画として編集。プロジェクト動画は、本表彰式にて初公開した。
■選定グループ
代表者:(株)Zen Resorts(旧(株)MENEX)CEO 岡部統行さん(長野県/岐阜県)
料理人:(株)Zen Resorts(旧(株)MENEX)料理長 高山仁志さん(長野県/岐阜県)
産品者:三重県鳥羽磯部漁業協同組合 久保田 正志さん(三重県)
メニュー名「海と森のマリアージュ~絆~」
メニュー概要:古来より“木曽の森”と“伊勢の海”は強く結びつき、強く繋がってきた。コロナで危機の時代にあるからこそ縁のある“木曽のシェフ”と“伊勢の生産者”がタッグを組み、助け合いたいと思い応募。そんな縁のある「森」と「海」の幸が皿の上で再会。伊勢湾の魚貝と木曽の森の天然キノコや無農薬野菜を使用し、そこに木曽ヒノキのアロマで香りを加えて、“運命のマリアージュ”を表現した。
<審査員 コメント>
「森と海のマリアージュって、いろんなかけ算ができますよね。そう考えると、日本全体を食で元気にするプロジェクトだなという風に思いました。なのでどんどん海と森、森と海のマリアージュを完成していただいて、木曾とそれから伊勢から日本を元気にしていただきたいなと思います」
(株)Zen Resorts(旧(株)MENEX) 岡部さんコメント
「このコロナで生産者さんたちが苦しんでて、心が折れていくのを見て、とにかく自分たちができることが何かないかということで今回の賞に申込させていただいて、こんな時だからこそ、ホテルやレストランがいつもお世話になっている生産者さんに何か恩返しができればと思っています」
代表者:(株)ノースコーポレーション代表取締役 北康信さん(埼玉県)
担当者:さいたまヨーロッパ野菜研究会事務局 福田裕子さん(埼玉県)
料理人:(株)ノースコーポレーション総料理長 新妻直也さん(埼玉県)
産品者:農事組合法人FENNEL代表 小澤祥記さん(埼玉県)
メニュー名「規格外さいたまヨーロッパ野菜を使った季節のミネストローネベース」(春•夏•秋•冬)
メニュー概要:若手農家がヨーロッパの野菜を栽培し、レストラン向けに流通して地産地消を目指している「さいたまヨーロッパ野菜研究会」(ヨロ研)。栽培の難しいヨーロッパ野菜は規格外品が出やすく、その有効な活用方法としてミネストローネを考案。旬の素材を使用し、4種類とすることで、季節感を演出した。
<審査員 コメント>
「埼玉にヨーロッパ野菜という新しい食文化を根付かせようというその気持ちとヨーロッパ野菜って、扱いが難しいんですよね。どう使っていいかわからないと。そこにシェフが入ることによって皆さんが使えるようにすると、本当に埼玉というところの場所のヨーロッパ野菜というのが、広まっていくんじゃないかと感じています」
(株)ノースコーポレーション北さん コメント
「この受賞をさせていただいたミネストローネは野菜を加工し、スープ化することで、多くの野菜を季節問わず、お客様の元に届けられる持続可能な農業の取り組みであることを確信しています」
代表者:ドゥークー(株)オーナー 土屋彰吾さん(愛知県)
料理人:ドゥークー(株)オーナー 土屋彰吾さん(愛知県)
産品者:七福醸造(株)製造マネージャー 本浦拓未さん(愛知県)
杉浦味淋(株)代表取締役 杉浦嘉信さん(愛知県)
メニュー名「碧醸造2代目」
メニュー概要:シェフが自店のある碧南市産の食材を調べて工場見学をした際に、醸造家たちの仕事に対する熱い想いに感銘を受け、考案。有機白醤油•地元特産の白だし•三河醸成味醂を使った今までにない新しい食パン。白醤油の香ばしい風味と味醂の優しい甘みが広がりる。朝食をとらない現代の若い世代に食べてもらうことを想定している。
審査員 コメント
「和食と色々合わせられるんだろうなと想像しながら、今日楽しみにしていました。できれば5•6本持って帰らせていただければ、いろんな和食材に合わせて、日本国民全員でね、この食パンを食べながら新しい和食の可能性をみんなでチャレンジできるんではないかとそんなふうに思いました」
ドゥークー(株)土屋さん コメント
「碧醸造の(あおい)という字は碧南の碧(へき)いう字を使わせていただいていて、それだけ本当に碧南という街が本当にいいものがたくさんあるのですが、小さな街で、全国的に全然知られていないんですね。なのでこの賞を通じて皆さんに知ってもらって、碧南という街にコロナが収まったら、ぜひ来ていただいて、街が活性化してもらえれば、すごく嬉しいと思っています」
■味の匠応援プロジェクトの動画公開
味の匠応援プロジェクトの受賞特典として、各チームの試作、試食会の模様は、プロジェクト事務局が密着取材、動画を撮影し、プロモーションに活用いただけるプロジェクト動画として編集表彰式にて初公開された本動画は公式サイトにてご覧いただける( https://www.fanaward.jp/takumi/)。