2019.09.17(火)

諏訪市内の飲食店で

カンピロバクターによる

食中毒が発生!

   本日、諏訪保健所は諏訪市内の飲食店「焼とり•居酒屋 吉鳥諏訪店」を食中毒の原因施設と断定し、この施設の営業者に対し令和元年9月17日から9月19日まで、3日間の営業停止を命じた。
患者は9月5日にこの施設で食事をした1グループ3名中3名で、松本保健所が行った検査により、患者便からカンピロバクターが検出された。なお、患者らは全員快方に向かっている。
   この食中毒は9月10日の午後1時20分頃、諏訪市内の医療機関から「レバ刺しを食べて体調を崩した患者3名(諏訪市、茅野市在住)が受診し、食中毒が疑われる」旨の連絡があった。
   諏訪保健所による調査によると、患者らは9月5日にこの施設で食事をした1グループ3名中3名で、9月8日の正午頃から腹痛、下痢、発熱などの症状を呈していた。患者はこの施設が調理した食事を共通して喫食していたこと、松本保健所が行った検査により患者便からカンピロバクターが検出されたこと、患者の症状はカンピロバクターによる食中毒の症状と一致していたこと、患者を診察した医師から食中毒の届出があったことから、諏訪保健所はこの施設で調理された食事を原因とする食中毒と断定した。
   参考までに患者へ提供された 主なメニューは、鶏レバータタキ、焼き鳥、出し巻き卵、大根サラダ、フライドポテト、ビール等(鶏レバーには「中心部まで十分に加熱すること」の記載があった)だ。
   長野県内(長野市含む)における食中毒発生状況(本件含む)は、令和元年度(うち長野市)8件(1件)337名(2名)、平成30年度(うち長野市)17件(6件)194名(51名)となっている。