2019.07.18(木)

岡谷市のそうざい屋で

サルモネラ属菌による

食中毒が発生する

   本日、諏訪保健所は岡谷市内のそうざい屋「丸共清水屋 うなぎ部」を食中毒の原因施設と断定し、この施設に対し令和元年7月18日から7月20日まで、3日間の営業停止を命じた。
   患者(岡谷市在)は7月7日にこの施設で調理し、提供されたうなぎ蒲焼を用いて地域のボランティアが公会所で盛り付けをした弁当を食べた49グループ91名中の23グループ35名で、松本保健所が行った検査により、患者便及び調理従事者便からサルモネラ属菌が検出された。
   この食中毒は7月12日、諏訪保健所に岡谷市内の医療機関から「下痢、発熱などの症状を呈し、受診した患者3名がおり、うち1名が入院した。3名は地域で配布された共通のうなぎ弁当を食べているようである」旨の連絡があった。
   諏訪保健所による調査結果によると、患者は7月7日にこのそうざい屋で調理し、提供されたうなぎ蒲焼を用いた弁当を喫食した49グループ91名中の23グループ35名で、7月8日午前0時頃から下痢、発熱、腹痛などの症状を呈していた。
   患者らはうなぎ蒲焼を共通して喫食していたこと、松本保健所が行った検査により患者便及び調理従事者便からサルモネラ属菌が検出されたこと、患者の症状はサルモネラ属菌による食中毒の症状と一致していたこと、医師から食中毒の届出があったことから、諏訪保健所はこのそうざい屋で調理された食品を原因とする食中毒と断定した。
   参考までに、患者へ提供されたメニューはうなぎ蒲焼、たれ、ご飯※、カボチャの包み揚げ※、カニカマと大葉の巻揚げ※、ブロッコリーのおかか和え※、ミニトマト※、レタス※(※地域の公会所でボランティアが調理したもの)であった。
   長野県内(長野市含む)における食中毒発生状況(本件含む)は令和元年度(うち長野市)5件(1件)242名(2名)、平成30年度(うち長野市)17件(6件)194名(51名)となっている。
 
   この件のお問い合わせは諏訪保健所 食品•生活衛生課 食品衛生係 (次長)森山秀一郎 (課長)松澤 淑美 (担当)牧田美保子まで(電話0266-57-2929<直通>  0266-57-6000<内線2250>  FAX0266-57-2953  E-mail suwaho-shokusei@pref.nagano.lg.jp)。