2019.05.13(月)

酒米の新品種の信交酒545号「山恵錦 」(さんけいにしき)

新酒が勢揃い、本格デビューお披露目会を5月20日に開催

昨年の全国新酒鑑評会で山恵錦の純米大吟醸酒が金賞受賞

   長野県で開発した酒造好適米の新品種の信交酒545号「山恵錦」を使用した日本酒の新酒が出揃うこの時期に合わせ、同品種の認知度向上と生産拡大、販売促進を図るため、同品種を使用した全ての酒造会社が勢揃いするお披露目会を5月20日に開催する。
   日時は令和元年5月20日(月)18:00~19:45、場所は長野市のホテル国際21(千歳の間)で行われる。当日はオープニングセレモニー、信交酒545号「山恵錦」の紹介、信交酒545号「山恵錦」使用酒の紹介、続いて試飲会(全ての酒造会社がブースを設けての試飲会)が催される。
   主な出席予定者は阿部守一県知事、雨宮勇JA長野中央会会長、小林哲夫JA全農長野本部長、薄井朋介長野県酒造組合会長、青沼基夫長野県小売酒販組合連合会会長、湯本忠仁長野県調理師会会長らが出席、また特別出演でフリーアナウンサーの坂橋克明氏が司会を務める。他に酒造事業者、小売酒販事業者、調理師の多くの皆さんが出席される。

   ちなみに信交酒545号「山恵錦」とは、「大粒で加工適性が高い酒造好適米」の開発を目標に、酒造好適米の最高峰とされる「山田錦」の系統と冷害に強い「ゆめしなの」の系統を交配して育成した新品種だ。現在「山恵錦」として品種登録出願中である。
  特徴は「美山錦」よりも栽培しやすく、収量が多い(倒伏しにくい、耐冷性が強い、いもち病に強い)、加工適性が「美山錦」と同等以上(大粒で心白の発現に優れ、砕米の発生が少なく、もろみ造りの際に溶けがよい)、醸造した清酒(純米吟醸酒)は「味巾があり、滑らかさがある」と評価されている。
   また、平成30年5月開催の全国新酒鑑評会において、信交酒545号「山恵錦」を使用した純米大吟醸酒が最優秀の金賞を受賞したことなどによって評価が高まり、醸造する酒造会社は12社(平成29年産試験醸造)から27社(平成30年産)に増加している。

   この件に関するお問い合わせは県農政部農業技術課農産振興係 (課長)伊藤洋人 (担当)伊東亮まで(電話026-235-7221<直通>  026-232-0111<代表>内線3069  FAX026-235-8392  E-mail  nogi@pref.nagano.lg.jp)。