2019.03.25(月)

<外食市場2月の動向>

暖冬傾向などで売上げ

前年を上回る


   2月の全体概況は 暖冬傾向で気温が高く、天候が比較的安定していたことも外食需要の下支えとなり、FFを中心に概ね堅調に推移し、全体の売上げは101.9%と30ヵ月連続して前年を上回った。また、FFを中心に導入が進んでいる宅配代行サービスやQR決済も、全体売上げへの効果はまだ限定的ではあるものの、売上伸長に寄与している
   業態別概況では、ファーストフード業態の全体売上げは102.4%と前年を上回った 「洋風」は、期間限定商品やお得なランチセットが好調なほか、宅配代行サービスが伸びたところもあり、売上げは104.7%。「和風」は引き続き定食メニューの好調や割引パスポートの販売効果などで客単価上昇、売上げは100.3%。「麺類」は店舗数増と新メニュー強化やCM効果などにより、売上げは101.7%。「持ち帰り米飯•回転寿司」は店舗減に加え、休日の天候不順もあり、売上げは99.2%。「その他」は暖冬の中で「アイスクリーム」の再来店促進キャンペーンなどが好調で、売上げは102.0%となった
   ファミリーレストラン業態の全体売上げは101.1%と前年を上回った 業種別では「洋風」「和風」は、各社まちまちで期間限定品•フェア品が堅調なところがある一方、集客が振るわないところもあり、売上げは「洋風」100.5%、「和風」99.6%となった。「中華」はTV露出の効果などで、売上げは104.1%。「焼き肉」は店舗増などもあり、売上げは101.9%となった
   パブ•居酒屋業態の飲酒業態は、週末の需要が堅調に推移し「パブ•ビアホール」の売り上げは104.0%、「居酒屋」は春節のインバウンド需要もあり、売上げは101.9%となった ディナーレストラン業態は 鍋のお得なキャンペーンなどで集客堅調、売上げは101.9%となった 喫茶業態はドリンクメニューへのプレゼントキャンペーンやフードメニューの強化が奏功したところがあり、売上げは101.2%となった