2017.08.27(月) |
<外食市場7月の動向> 曜日周りと厳しい天候で客数減も 客単価上昇で売上は前年を上回る |
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7月の全体概況は土曜日が1日少ない曜日周りに加え、西日本を中心とした豪雨、全国的猛暑、台風など、異例続きの天候で客数は98.9%となったが、価格改定や各社各様のキャンペーン、季節メニューの訴求等により客単価の上昇が続いており、全体売上げは100.5%と、23ヵ月連続して前年を上回った。
業態別概況ではファーストフード業態の全体売上げは102.0%と前年を上回った 。 「洋風」は季節商品や500円のランチセットなどが好調で、売上げは103.0%。「和風」は鰻の販売が好調で客単価が上昇し、売上げ102.6%。「麺類」はクーポンなどによる集客で客数は前年並みも客単価が下がり、売上げ99.0%。「持ち帰り米飯•回転寿司」は、価格改定による単価上昇などで、売上げは100.4%。「その他」は「アイスクリーム」が猛暑で販売好調、売上げは102.0%となった 。
ファミリーレストラン業態の全体売上げは99.5%と前年を下回った 。 業種別では「洋風」は、豪雨•猛暑•台風という天候要因で客数が減少、売上は98.4%。「和風」は猛暑でそば業態などは好調だったが、全体的には客数減で売上げが98.4%。「中華」はキャンペーン効果が続いており客数増、売上げは102.9%。「焼き肉」は天候や曜日周りなどマイナス要因がある中でも底固く推移し、売上げは102.0%と20ヵ月連続して前年を上回った 。
パブ•居酒屋業態では「パブ•ビアホール」は、月間キャンペーンで好調だった店もあるが、天候要因が特にビアガーデンなどに大きく影響し、売上げは96.9%。「居酒屋」は悪天候に加え、他業態との競争や店舗減少が続いており、売上げは93.3%だ 。 喫茶業態
ディナーレストラン業態は曜日まわりや天候などマイナス要因が多い中、価格がリーズナブルな店舗や商品が顧客に支持され、売上げは100.2%となった。喫茶業態では、猛暑で冷たいドリンクなどが好調であったが、異例続きの天候が客足を遠ざけ、売上げは98.0%となった 。