2017.02.26(月) |
<外食市場1月の動向> 年始需要が好調に 売上げは前年を上回る |
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1月の全体概況は、正月三が日や成人の日など年始需要がおおむね好調。下旬の関東地方を中心とした大雪や強い寒気が客足に影響を与えたが、FFが洋風 •和風を中心に好調を維持したことに加え、FRでも引き続き客単価が上昇していることから、全体売上げは 103.1%と 17ヵ月連続して前年を上回った。 喫茶業態
業態別概況ではファーストフード業態の全体売上げは 105.4%と前年を上回った 。「洋風」は、引き続き期間限定商品やリニューアル商品が好調で、売上げは 107.4%だった。「和風」は、鍋メニューのテイクアウト訴求が奏功し、原材料高による価格改定とあいまって売上げは 107.1%。「麺類」は、店舗増とトッピングの値上げなどで売上げは 103.1%だった。
「持ち帰り米飯 •回転寿司」は、降雪が客数と物流に影響し、売上げ 99.2%。「その他」は、「カレー」が商品価格の順次改定により引き続き客単価上昇、売上げ 103.0%となった 。
ファミリーレストラン業態の全体売上げは 100.8%と前年を上回った 。業種別では。「洋風」は高単価メニューが堅調で客単価は上昇しているものの、雪の影響に加え、元日休業など営業時間の短縮もあり客数が伸びず、売上げは 99.8%。「和風」は年始の正月需要で客単価が上がったものの、雪の影響でシニアなどの顧客が減少し売上げ 97.8%。「中華」は店舗増や割引キャンペーンなどの集客効果で客数増、売上げ 102.5%。「焼き肉」は引き続き好調で、売上げ 108.3%と 14ヵ月連続して前年を上回った 。
パブ •居酒屋業態では、飲酒業態は年始需要は好調だったものの、下旬の大雪と気温の低下などが客足に影響し、全体売上げは 96.4%と前年を下回った。「パブ •ビアホール」は、大規模な年始のセールで客数増となったものの、セール割引で客単価が下がり、売上げ 97.7%。「居酒屋」は、店舗減少と雪の影響で、売上げは 96.1%と前年を下回った 。
ディナーレストラン業態では、雪の影響はあったものの年始需要が好調なところが多く、売上げ 103.5%となった。喫茶業態ではホットフードや菓子メーカーとコラボしたホットドリンクが好評で客単価上昇、売上げは 101.1%となった 。