2015.10.23(金) |
大町市内の旅館で
ノロウイルスによる
食中毒が発生
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23日、大町保健所は大町市内の旅館「アルペンリゾート ホテル夢の湯」を食中毒の原因施設と断定し、この施設の調理部門に対し平成27年10月23日から10月26日まで、4日間の営業停止を命じた。
患者は10月18日から10月19日にかけてこの旅館に宿泊した8グループ35名中の4グループ19名(岡山県、岐阜県、埼玉県など)で、環境保全研究所及び関係自治体が行った検査により、患者便及び調理従事者便からノロウイルスが検出された。なお患者は全員快方に向かっている。
この食中毒は10月20日、大町保健所に患者から「10月18日に大町市内の旅館に宿泊したところ、19日から8名中の5名が嘔吐、下痢の胃腸炎症状を呈している」旨の連絡があった。
大町保健所による調査によると、患者は10月18日から10月19日にかけてこの旅館に宿泊した8グループ35名中の4グループ19名で、10月19日午後4時頃から腹痛、下痢、嘔吐などの症状を呈していた。また、患者はこの施設で提供された食事を共通して喫食していたこと、環境保全研究所及び関係自治体が行った検査により、患者便及び調理従事者便からノロウイルスが検出されたこと、患者の症状はノロウイルスによる食中毒の症状と一致していたこと、患者を診察した医師から食中毒の届出があったことから、大町保健所はこの施設で提供された食事を原因とする食中毒と断定した。
参考までに患者へ提供された主なメニュー<10月18日の夕食>は湯葉、豆腐、すき焼き、刺身、サラダ、筍の煮物、お吸い物、ごはん等。<10月19日の朝食>は玉子焼き、鮭の塩焼き、サラダ、ごはん、味噌汁等であった。
長野県内(長野市含む)における食中毒発生状況(本件含む)は、平成27年度(うち長野市)6件(0件)
107名(速報値)(0名)、平成26年度(うち長野市)23件(3件)1,441名(30名)となっている。