2015.10.21(水) |
飯山市で有毒きのこ
「ツキヨタケ」による
食中毒が発生に!
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北信保健所管内で、有毒きのこ「ツキヨタケ」を食べたことによる食中毒が発生した。患者は、このきのこを食べた1グループ3名中の3名で、全員快方に向かっている。なお患者は「ツキヨタケ」を食用の「シイタケ」と間違えて採取し食べてしまった。
この食中毒は10月20日午前9時、飯山市内の医療機関から「採取した野生きのこを食べて胃腸炎症状を呈した患者3名(飯山市在中)を治療中である」旨の連絡が北信保健所にあった。
北信保健所による調査によると、患者は10月18日に飯山市内の山林で採取したきのこを、19 日午後7時から8時頃にかけて醤油炒めにして食べたところ、同日午後9時頃から吐き気、嘔吐、下痢の症状を呈した。
北信保健所できのこの残品を確認したところ、有毒きのこの「ツキヨタケ」であった。 患者の症状は、有毒きのこの「ツキヨタケ」による症状と一致したこと、患者を診察した医師から食中毒の届出があったことから、北信保健所は「ツキヨタケ」を原因とする食中毒と断定した。
長野県内(長野市含む)における食中毒発生状況(本件含む)は、平成27年度(うち長野市)5件(0件)
88名(速報値)(0名)、平成26年度(うち長野市)23件(3件)。また、長野県内(長野市含む)における植物性自然毒による食中毒発生状況(本件含む)は、平成27年度(うち長野市)1件(0件)、平成26年度 (うち長野市)2件(0件)となっている。
ツキヨタケによる食中毒の特徴は、傘は半円形〜腎臓形で長径10〜25cm、表面は初め黄褐色で成熟すると紫褐色〜暗紫褐色である。ひだは淡黄色のちに白色で、柄は短く傘の側方につき、ひだのつけ根につば様の隆起帯がある。柄の肉の内部に黒いしみがあるが、まれに無いものもある。夏〜秋にブナなどの枯れ木に多数重なりあって発生する。症状は食後30 分から1時間ほどで嘔吐、腹痛、頻回の下痢を起す。
この件のお問い合わせは北信保健所 食品・生活衛生課(次長)鈴木雄一 (課長)高山久 (担当)塩入 章子まで(電話0269-62-3106<直通> 0269-62-3105<内線120> FAX0269-62-6036)。
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