2015.10.05(月) |
下伊那郡内の旅館で
ノロウイルスによる
食中毒発生に!
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3日、飯田保健所は下伊那郡内の旅館「万葉茶寮 みさか」を食中毒の原因施設と断定し、この施設の調理部門に対し10月3日から10月6日まで4日間の営業停止を命じた。患者は9月27日から10月3日にかけてこの旅館に宿泊した1グループ29名中の16名で、県環境保全研究所が行った検査により、患者便及び調理従事者便からノロウイルスが検出された。
なお患者は全員快方に向かっている。またこの施設は10月1日から調理部門の営業を自粛している。
この食中毒は10月1日、医療機関から「9月27日から下伊那郡内の旅館に宿泊している1グループ29名中8名が下痢、発熱、嘔吐等の症状を呈し当院を受診した」旨の連絡があった。飯田保健所による調査結果によると、患者は9月27日から10月3日にかけてこの旅館に宿泊した1グループ 29名中の16名で、9月30日午前9時30分頃から嘔吐、下痢、腹痛などの症状を呈していた。
患者はこの施設で提供された食事を共通して喫食しており、環境保全研究所が行った検査により、患者便及び調理従事者便からノロウイルスが検出され、患者の症状はノロウイルスによる食中毒の症状と一致していた。また、患者を診察した医師から食中毒の届出があったことから、飯田保健所はこの施設で提供された食事を原因とする食中毒と断定した。
参考までに患者へ提供された主なメニューは、9月28日の朝食が味付け海苔、焼き鮭、エノキ煮、だし巻、トマト寄せ豆腐、 おひたし、漬物、ごはん、味噌汁、コーヒー。9月28日の夕食がカレイの煮付け、茶わん蒸し、ニューメン、漬物、フルー ツ、ごはん、味噌汁、コーヒー。9月29日の朝食が味付け海苔、塩鯖、サラダ、スクランブルエッグ、切り干 し大根、浅漬け、りんご、ごはん、味噌汁、コーヒーが提供された。
長野県内(長野市含む)における食中毒発生状況(本件含む)は、平成27年度(うち長野市)4件(0件)85名(0名)、平成26年度(うち長野市)23件(3件)1,441名(30名)となっている。
この件のお問い合わせは飯田保健所 食品・生活衛生課 食品衛生係 (次長)北澤勝 (課長)松沢寿次 (担当)佐々木強まで(電話0265-53-0446<直通> 0265-23-1111<内線2161) FAX0265-53-0469)。
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