2015.06.24(水) |
シジミが採れる諏訪湖に向けて
県3部(環境部•農政部•建設部)が
連携して取り組み!
|
---|
県では豊かで美しい諏訪湖を次世代に引き継いでいくため、シジミが採れる諏訪湖を目標に掲げ、その環境改善に向けて取り組んでいる。この取り組みとして、試験的に整備した浅場においてシジミが生息できる環境などの調査を開始する。
調査期間は平成27年6月〜平成28年3月、場所は諏訪市渋崎沖(旧六斗川河口付近)、調査内容(主なもの)(調査イメージは別紙参照)は次の通り。
(1)覆砂やヒシ除去による環境改善効果の確認[泥化した湖底表面を砂で覆うことによる底質改善、湖水の流れの抵抗になるヒシ帯を除去することによる湖流改善について、水や泥に含まれる有機物や窒素•りん(富栄養化関連項目)などを分析することによりその効果を確認する]
(2)湖底の貧酸素状態の把握[夏季に湖心付近では水温差により湖底の水が滞留しやすくなるため、貧酸素状態(水中の酸素濃度が低い状態)となる。その貧酸素水は風などにより移動することから、沖合から沿岸域に向けて複数の水中酸素濃度連続測定器を設置して、湖底の貧酸素の状態を把握する。また試験的に整備した浅場とその周辺について、湖底の酸素濃度を連続測定することにより環境条件の違いによる酸素濃度を把握する]
(3)生物モニタリング[1つの容器にシジミを30~50個入れ、6容器1組として試験的に整備した 浅場及びその周辺に4組を着底させ、翌月から約1月に1容器ずつそれぞれの場所から引き上げ回収して生残状況を観察する]
(4)水生植物分布調査
水草(ヒシや沈水植物)の分布状況を船上から観察し、GPS等で位置を記録し、 繁茂面積を求める。併せて群落の種類や大きさを求める。
なお、調査内容の説明は報道機関を対象に6月25日(木)午前10時30分〜、会場は諏訪湖漁業協同組合1階会議室(諏訪市渋崎 1792-374)で行われる。
この件のお問い合わせ先はは県環境部水大気環境課水質保全係 (課長)中山哲徳 (担当)本間健まで(電話026-235-7162<直通> 026-232-0111<代表>内線2755 FAX026-235-7366)。
mizutaiki@pref.nagano.lg.jp