2015.04.08(水) |
茅野市の飲食店で
カンピロバクターの
食中毒発生に
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茅野市内の飲食店でカンピロバクターによる食中毒が発生。患者は8名で下痢、発熱、腹痛などの症状を起こしていたが、現在は快方に向かっている。諏訪保健所は8日、茅野市内の飲食店「炭火焼肉 横綱ちの」を食中毒の原因施設と断定し、この施設に対し4月8日から4月10日まで、3日間の営業停止を命じた。
患者は3月27日にこの施設で食事をした1グループ17名中の8名で、松本保健所が行った検査により患者便からカンピロバクターが検出された。この食中毒は4月3日、諏訪保健所に住民から「3月27日に炭火焼肉横綱ちのを利用した妻が29日から下痢、発熱、腹痛の症状を呈している」旨の連絡があった。
諏訪保健所による調査結果によると、患者は3月27日にこの施設で食事をした1グループ17名中の8名(患者所在地は諏訪市、茅野市、岡谷市など)で、3月28日午後3時頃から下痢、発熱、腹痛などの症状を呈していた。
患者はこの施設で提供された食事を共通して喫食していたこと、松本保健所が行った検査により患者便からカンピロバクターが検出されたこと、患者の症状はカンピロバクターによる食中毒の症状と一致していたこと、患者を診察した医師から食中毒の届出があったことから、諏訪保健所はこの施設で提供された食事を原因とする食中毒と断定した。
参考までに患者へ提供された主なメニューは、タン塩、カルビ、ハラミ、トリ、豚ロース、ホルモン、豚トロ、キムチ、サンチュ、キャベツ、チャンジャ、ご飯、豚足、飲料等であった。
今回の食中毒で長野県内(長野市含む)における食中毒発生状況(本件含む)は、平成26年度(うち 長野市)23件(3件)1,440名(30名)、平成25年度(うち長野市)20件(3件)542名(33名)となっている。