2015.03.14(土) |
坂上遺跡(富士見町)出土の土偶
一箇(縄文)重要文化財に指定に
県内の重要文化財の件数は179件
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3月13日(金)に開催された国の文化審議会(宮田亮平会長)文化財分科会の審議•議決を経て、長野県関係では1件の美術工芸品を重要文化財に指定することについて、同審議会から文部科学大臣に答申された。
この結果、官報告示の後に土偶一箇(富士見町)が重要文化財に指定される予定。この土偶一箇(縄文)の所有者は富士見町、保管場所は井戸尻考古館である。なお、同件が指定されると長野県内の重要文化財の件数は新規1件を加え179件になる。長野県内の国宝•重要文化財は別添資料に記載している。
今回の重要文化財「土偶一箇」(坂上遺跡出土)は、長野県諏訪郡富士見町の坂上(さかうえ)遺跡で出土。大 きさは高さ23.0cm、特徴等は八ヶ岳の山麓に所在する坂上遺跡から出土した土偶であり、両腕を広げ、顔面は斜上方を向いた姿勢で直立している。胴体は長く作られ、腹部両脇と腰の部分には細かな線で文様が描かれている。造詣が優れ、保存状態も良好であり、縄文時代中期の土偶として貴重である(縄文時代)。
土偶一箇の種別は美術工芸品考古資料、指定基準は土器、石器、骨角牙器、玉その他縄文時代及びそれ以前の遺物で学術的価値の特に高いもの(問い合わせ先は井戸尻考古館0266-64-2044)。
別添資料.pdf
この件のお問い合わせ先は長野県教育委員会事務局 文化財•生涯学習課文化財係 (課長)小野光尚 (担当)櫻井秀雄まで(電話026-235-7441<直通> 026-232-0111<内線4429)> FAX026-235-7493)。
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