2015.03.10(火)
松本市の飲食店で
ノロウイルスによる
食中毒が発生

 松本市内の飲食店でノロウイルスによる食中毒が発生。患者は12名で吐き気、嘔吐、下痢等の症状を呈していたが、現在は快方に向かっている。松本保健所は10日、松本市内の飲食店((株)石井味噌)を食中毒の原因施設と断定し、この施設に対し3月10日から3月13日まで4日間の営業停止を命じた。
 患者は3月3日にこの施設を利用した1グループ20名中の12名で、神奈川県及び環境保全研究所が行った検査により、患者便及び調理従事者便からノロウイルスが検出された。この食中毒は3月6日、神奈川県から「3月3日から3月4日にかけて長野県内を旅行した団体20名中12名が、3月4日午後から吐き気、嘔吐、下痢等の症状を呈している」旨の連絡があった。
 松本保健所による調査結果によると、この施設で調理された食事を共通して喫食していたこと、神奈川県及び環境保全研究所が行った検査により患者便及び調理従事者便からノロウイルスが検出されたこと、患者の症状はノロウイルスによる食中毒の症状と一致していた。これらのことから松本保健所は、この施設で調理された食事を原因とする食中毒と断定した。
 参考までに患者へ提供された主なメニューは、豚汁、味噌焼きおにぎり、漬物、焼き豆腐、デザート他であった。長野県内(長野市含む)における食中毒発生状況(本件含む)は、平成26年度(内長野市)21件(3件)1,425名(30名)、平成25年度(内長野市)20件(3件)542名(33名)となっている。
 この件のお問い合わせ先は県健康福祉部食品•生活衛生課食品衛生係 担当者(課長)高木正明(担当)吉田徹也、塚田竜介まで(電話026-235-7155〈直通〉 026-232-0111〈代表〉内線2661
FAX026-232-7288)。

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