2015.01.30(金)
中野市内の飲食店で
ノロウイルスによる
食中毒が発生

 北信保健所は30日、中野市内の飲食店「めし茶屋大元」を食中毒の原因施設と断定し、この施設に対し1月30日から2月1日まで、3日間の営業停止を命じた。患者は1月25日にこの施設を利用した1グループ9名中の4名で、環境保全研究所が行った検査により、患者便からノロウイルスが検出された。なお、患者は全員快方に向かっている。
 この食中毒の探知は1月28日、北信保健所に同施設から「1月25日に利用した客9名中の4名が下痢、嘔吐の症状を呈し医療機関を受診している」旨の連絡があった。
 北信保健所による調査結果によると、患者は1月25日にこの施設を利用した1グループ9名中の4名(上高井郡、下高井郡在住)で、1月26日午前6時頃から嘔吐、吐き気、下痢等の症状を呈していったこと、患者はこの施設で調理された食事を共通して喫食していたこと、環境保全研究所が行った検査により患者便からノロウイルスが検出されたこと、患者の症状はノロウイルスによる食中毒の症状と一致していたこと、患者を診察した医師から食中毒の届出があったことから、北信保健所はこの施設で調理された食事を原因とする食中毒と断定した。 原因食品は生カキ(推定)であった。
 患者へ提供された主なメニューは、殻付き生カキ、刺身(中トロ、マグロ赤身、ヒラメ等)、寄せ鍋(タラ、鶏肉、 豚肉、ホタテ等)、寿司(マグロ、カジキ、ネギトロ軍艦、いくら軍艦)、焼き魚等であった。
 参考までに長野県内(長野市含む)における食中毒発生状況(本件含む)は、平成26年度(うち長野市)18件(2件)1,395名(16名)、平成25年度(うち長野市)20件(3件)542名(33名)となっている。
 この件のお問い合わせ先は北信保健所食品•生活衛生課 (次長)鈴木雄一(課長)高山久 (担当)塩入 章子まで(電話0269-62-3106〈直通〉0269-62-3105〈内線120〉FAX0269-62-6036)。
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