2014.11.12(水) |
今年の大賞は「カゴメトマトジュースプレミアム」
約1,000件の応募の中から全国の57事業者•団体を表彰
フード・アクション・ニッポン アワード2014表彰式
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国産農林水産物の消費拡大を推進する取り組み「フード•アクション•ニッポン」では、私たちや未来の子どもたちが国産の食品を安心しておいしく食べていける社会の実現をめざし、食料自給率向上に寄与する事業者•団体などの取り組みを広く募集し、優れた取み組みを表彰する「フード•アクション•ニッポン アワード」を開催している。
開催6回目となる2014年度は、11月10日(月)によみうりホールにて「フード•アクション•ニッポン アワード2014 表彰式」を、有楽町駅前広場にて「フード•アクション•ニッポン アワード2014展示会」を開催した。
フォトセッションにて
「表彰式」では審査結果の発表、表彰、受賞者の活動紹介を行った。今年度は全国の事業者•団体等から992件もの応募があり、審査委員会による厳正なる審査を経て大賞1件、部門(商品部門/流通部門/販売促進•消費促進部門/研究開発•新技術部門)最優秀賞ほか、東日本大震災被災地の食と農の復興に寄与する取り組みを表彰する「食べて応援しよう!賞」、食文化を活用して地域活性化に寄与する取り組みを表彰する「食文化賞」、そして「審査委員特別賞」を発表し表彰をした。また「展示会」では受賞事業者•団体が消費者向けに、各取り組みの展示•試食などを行った。
展示会の様子
審査委員は実行委員長に小泉武夫氏(東京農業大学名誉教授)、審査委員長に赤池学氏(株)(ユニバーサルデザイン総合研究所 代表取締役所長)が務めた。審査委員(五十音順)は大原千鶴(料理研究家)、落合務(ラ•ベットラ•ダ•オチアイ オーナーシェフ)、澁谷耕一(リッキービジネスソリューション(株)代表取締役)、辻口博啓(モンサンクレール オーナーシェフ)、中嶋康博(東京大学大学院 農学生命科学研究所教授)、菜穂子(農業生産法人国立ファーム(株)山形ガールズ農場代表)、野村邦丸((株)文化放送アナウンサー)、古屋由美子((有)アイエヌアールコンサルティング代表取締役)、マッキー牧元(株)味の手帖編集顧問)。〈敬称略〉
11月10日(月)当日の様子は、小泉武夫実行委員長による「食料自給率が40%を切った今、残すべきものは日本の農業であり、食品加工業です。次の日本、強い日本への架け橋だと思って頂きたいと思っています」との力強いご挨拶により幕を開けた。
赤池学審査委員長は、今年度のアワードの総評として、大賞を受賞したカゴメ(株)について「東北復興というミッションを掲げながらの『カゴメトマトジュースプレミアム』の商品化は、食料自給率向上のための模範と言えます」と述べ、課題を企業の強みに変えていく姿勢を賞賛した。また、部門ごとに審査員をプレゼンターにお迎えし、それぞれ最優秀賞の表彰を行った後、「食べて応援しよう!賞」「食文化賞」「審査委員特別賞」の紹介と代表者の表彰も行った。
左から、カゴメ株式会社のお二人と赤池審査委員長
今年度「カゴメトマトジュースプレミアム」で大賞に輝いたカゴメ(株)は、「夏に(トマトが)完熟した美味しい瞬間でないと味わえない味になっています。日本の農業に少しでも貢献出来ればと思っているので、これからも頑張っていきたいと思います」と受賞の喜びを語った。
最後に、西川公也農林水産大臣は「フード•アクション•ニッポン アワード2014」の6回目の開催における祝辞を述べ、「国産食材に価値を見出し、食料自給率向上のための取り組みが広がっていることを力強く感じる」との言葉で表彰式を終えた。
開催日時は11月10日(月)、表彰式は13:30~15:00、展示会は13:30~17:00まで行われ、会場<表彰式>はよみうりホール(千代田区有楽町1 – 11 – 1 読売会館7階)、<展示会>は有楽町駅前広場(千代田区有楽町2丁目7-1)。
実施内容<表彰式>は実行委員長挨拶、審査委員の紹介、審査結果、総評、発表および表彰、農林水産省大臣の挨拶、フォトセッションの順で行われた。<展示会>では受賞事業者•団体が消費者向けに各取り組みの展示•試食などを実施した。
この件に関するお問い合わせ先は「フード•アクション•ニッポン アワード2014表彰式•展示会」広報事務局 担当 山根(電話03-6216-9786) 山口 (03-5565-8431)まで。