2014.08.26(火)
上田市菅平高原の旅館で
ノロウイルスによる食中毒
発生!(8月中に2件目)

 上田保健所は上田市内の旅館「プラトウハヤシヤ」を食中毒の原因施設と断定し、この施設の調理部門に対し8月25日から8月27日まで、 3日間の営業停止を命じた。
 患者は8月14日から8月18日にかけてこの施設を利用した2グループ50名中の2グループ35名で、県環境保全研究所及び関係自治体が行った検査により、患者便、調理従事者便等からノロウイルス(ノロウイルスGII)が検出された。なお、患者は全員快方に向かっている。
 この食中毒は8月19日、茨城県から「8月14日から8月18日まで長野県で合宿した茨城県内の高 校2グループが下痢、嘔吐症状を呈し医療機関を受診した。他にも多数体調不良者がいる様子であ る」旨の連絡があった。
 上田保健所による調査結果によると、患者は8月14日から8月18日にかけてこの施設を利用した2グループ50名中の2グループ35名(茨城県、神奈川県)で、8月18日午前7時頃から吐き気、発熱、倦怠感、嘔吐等の症状を起こした。
 患者はこの施設が提供した食事を共通して喫食していたこと、環境保全研究所及び関係自治体が行った検査により、患者便、調理従事者便等からノロウイルスが検出されたこと、患者の症状はノロウイルスによる食中毒の症状と一致していたこと、患者を診察した医師から食中毒の届出があったことなどから、上田保健所はこの施設の食事を原因とする食中毒と断定した。
 患者らへ提供されたメニューはひじき煮物、厚焼き玉子、ハム、魚(サバ)、ご飯、スパゲッティーミートソ ース等であった。
 参考までに長野県内(長野市含む)における食中毒発生状況(本件含む)は、平成26年度 (内長野市)
9件 (1件)1,250名(速報値) (10名)、平成25年度 (内長野市)20件 (3件)541名 (33名)となっている。
 この問い合わせは上田保健所食品•生活衛生課 食品衛生係(次長)古川雅文 (課長)高野穂高 (担当)藤森義一まで(電話0268-25-7152〈直通〉0268-23-1260〈内線2314)〉FAX0268-25-7179)。
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