2014.03.11(火) |
諏訪郡富士見町の旅館で
ノロウイルスによる食中毒が発生
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諏訪保健所は3月11日、諏訪郡内の旅館「八ヶ岳フレンドリーふじみ」を食中毒の原因施設と断定し、この施設の調理部門に対し3月11日から3月13 日まで3日間の営業停止を命じた。
患者は3月3日から4日の間にこの施設に宿泊した4グループ28名中の4グループ12名で、県環境保全研究所及び関係自治体が行った検査により、患者便及び調理従事者便からノロウイルスが検出された。なお、患者は全員快方に向かっている。
この食中毒は3月5日、諏訪保健所に当該施設から「3月5日の午前1時頃から宿泊客の25名のうち3名が食中毒様症状を呈し医療機関を受診した」旨の連絡があった。
諏訪保健所による調査結果によると、患者は3月3日から4日の間にこの施設に宿泊した4グループ28名中の4グループ12名(患者の所在地は東京都、神奈川、新潟県ほか)で、3 月4日午後6時 30分頃から吐き気、下痢、腹痛等の症状を呈していた。
患者はこの施設で調理された食事(夕食)を共通して喫食していた。環境保全研究所及び関係自治体が行った検査により、患者便及び調理従事者便からノロウイルスが検出された。患者の症状はノロウイルスによる食中毒の症状と一致していた。患者を診察した医師から食中毒の届出があった。以上のことから、諏訪保健所はこの施設で調理された食事(夕食)を原因とする食中毒と断定した。
参考までに患者らへ提供された夕食の主なメニューは、豚肉グリルガーリックソース、人参グラッセ、茹でジャガイモ、鰆のセロリ ソース、ちらし寿司、ほうれん草バター炒め、杏仁フルーツ等であった。
長野県内(長野市含む)における食中毒発生状況(本件含む)は、平成25年度 (内長野市)19件 (3件)529名 (33名)、平成24年度 (内長野市)19件 (1件)520名 (15名)となっている。