爽やか酸味で梅雨を乗りきれ
ラム(日本すもも)の先頭切り
大石早生の出荷が始まります!
2015.06.26(金曜日)
全国有数の出荷量(全国シェア2位)を誇る長野県のプラムの出荷が始まる。大石早生(おおいしわせ)をトップバッターに、今後は紅りょうぜん→菅野中生(かんのなかて)→ソルダム→ 貴陽(きよう)→太陽→秋姫と、華やかなラインナップで続々と食卓に登場する。主な産地は北信地域で中野市、山ノ内町、出荷予定期間は6月30日〜7月10日(大石早生)。
〈プラムの紹介〉すもも”は中国原産の「プラム(日本すもも)」と、ヨーロッパ原産の「プルーン(西洋すもも)」に分けられる。「プラム(日本すもも)」は奈良時代に中国から伝わったとされており、古くから日本で栽培されている馴染みの深い果物だ。
平成26年の農林水産省統計によると、収穫量(t)、全国シェア(%)ともに全国1位は山梨県7,240㌧、32.4㌫、2位は長野県3,460㌧、15.5㌫、3位和歌山県2,850㌧、12.7㌫となっている。
〈産地からひとこと〉
JA北信州みゆきは「JA北信州みゆきの大石早生は県内トップの出荷量を誇り、市場から非常に高い評価をいただいています。生産者も年々増加しており、中野市豊田を中心に飯山市や木島平村でも栽培されています。南北に長く標高差がある産地の特性を活かし、長期間に亘って出荷が続きます。やや固めの果実は、かりっと甘酸っぱく、やわらかめの果実はジューシーです。 お好みに合わせてお楽しみください」と話している。
産地の問い合わせ先はJA北信州みゆき 果実共選所 担当:神田貴雄、佐藤翼まで(電話0269-38-2025 FAX0269-38-2422)。
t-kanda@miy.nn-ja.or.jp
〈県試験場のプラム研究〉
プラムの仲間が果実を実らせるためには、他の品種から受粉することが必要。主要品種の大石早生、ソルダム及びサンタローザでは、お互いの花粉がハチなどの昆虫によって運ばれることで、果実が安定して実るが、一部の品種では結実が難しいものもある。このため果樹試験場では相性のよい品種の花粉を人工受粉することで、果実が安定して実る技術を確立し、太陽や貴陽といった結実が難しい新品種の普及を進めることに成功している。
この件のお問い合わせ先は北信地方事務所農政課 農業振興係 (課長)山岸義治 (担当)穂谷政人まで(電話0269-23-0209<直通)> 0269-22-3111<代表>内線314 FAX0269-23-2217)。
hokuchi-nosei@pref.nagano.lg.jp