機能性成分たっぷりの新品種
ケール「ハイパール」の研修会
11日に野菜花き試験場で開催
2015.06.09(火曜日)
ケール「ハイパール」は野菜花き試験場が育成した新品種で、機能性成分「グルコラファ ニン」を多く含み、ジュース用の原料として期待されている。この度、栽培に取り組む生産者を対象に、栽培技術の向上と生産拡大を進めるための研修会を開催する。
研修会の日時は6月11日(木)午後2時〜3時30分、場所は野菜花き試験場(塩尻市大字宗賀字床尾1,066-1)、研修内容は・栽培ほ場の生育状況について・収穫基準と収穫方法について・収穫期以降の栽培管理について等となっている。参集範囲は「ハイパール」の栽培に取り組む生産者、市町村、農業協同組合、農業改良普及センター、地方事務所、他関係機関。
“ケール”とは?地中海沿岸が原産のキャベツに近いアブラナ科植物である。和名は“ハゴロモカンラン”で、ビタミン等の有用成分が多く含まれ、葉を絞って、青汁の原料などに利用される。機能性成分「グルコラファニン」は、解毒作用•抗酸化作用が期待される食品成分で、ピロリ菌の増殖抑制効果や肝機能の改善効果が報告されている。
「ハイパール」の育成と普及は野菜花き試験場が民間企業と共同開発したケールの新品種。試験場が保有•育成した256の系統の中から、特に機能性成分の多い「ハイパール」を選抜した。健康増進に貢献できる長野県オリジナルの新品種として、生産拡大を進めている。
この件のお問い合わせ先は県農政部園芸畜産課野菜・特産係 (課長)伊藤洋人 (担当)本井浩まで(電話026-235-7228<直通> FAX026-235-7481)。
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