飲食産業新聞

長野県オリジナル食材トップ

クラスの知名度の信州サーモン
稚魚を6月12日に初出荷します

2015.06.09(火曜日)

 県水産試験場が開発した「信州サーモン」の稚魚は、6月12日に今年度初出荷する。当日午前10時30分から水産試験場•押野試験池(安曇野市明科七貴5560‐34)で、その数量は二社の養殖業者に24,000尾出荷される。
1_.png

2_.png

3_.png
 出荷する稚魚の大きさは体長6〜7cm、体重2〜3gだ。約2年で出荷サイズの体長50〜60cm、体重約2kgに成長する。本年度は6〜7月に押野試験池から31業者へ30万尾の稚魚を出荷する予定だ。
 信州サーモンの生い立ちは、県水産試験場がバイオテクノロジー技術で開発した、ニジマスとブラウントラウトの交配種である。その身は適度な脂がのり、トロリとろける舌ざわりと豊かな風味が特長。デビューまでに約10年かかったが、平成16年に稚魚の出荷を始めてからは、養殖業者の皆さんの努力もあり、順調に生産量が増加している。
 県内の飲食店や宿泊施設で提供され、県オリジナル食材としてトップクラスの知名度を持つまでに成長した。水産関係者は「今後もより一層の生産・販売の振興を図っていきます。是非ご賞味ください!」とアピールしている。

 この件のお問い合わせ先は水産試験場(場長)小原昌和 (担当)田原偉成まで(電話0263-62-2281
FAX0263-81-2020)。
mail-new.png suisan@pref.nagano.lg.jp